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お鍋の友「かぐら辛っこ」/3月5日

鍋が好き。
これはたぶんDNAに刻まれていて、あらがいようのない運命なのだと感じています。というのも、私の実家でも実に鍋比率が高いし、季節に関係なく鍋をしているから。

夏にも鍋?と思われるかもしれないけれど、真冬の暖房で温めた部屋で食べるアイスクリームがおいしいように、真夏の冷房をガンガンにかけた部屋で食べるキムチ鍋もなかなか乙なものなのです。

ひと鍋でバランスよく食事ができる。(ここでいう「バランス」とは、野菜がたくさん、お肉もほどほど、魚が入っていてもオッケー、という「バランス」)最後はラーメンにしたりおじやにしたりして、栄養を余すことなく摂取することができる。そして、余らない。しかも、作るのが楽!洗いものも少ない!
こんなパーフェクト料理、なかなかないですよね。

そんなこともあり、お鍋にあいそうな薬味をみるとついつい買ってしまいます。先日ご紹介した「すりだね」は最近の大ヒットで、富士吉田で購入して以来、日本橋にある山梨県のアンテナショップで購入していて、すでに我が家でなくてはならない不動の地位を獲得しています。

「すりだね」「柚子胡椒」このふたつに加え、鍋によくあう我が家の辛味系の薬味といえば「かぐら辛っこ」です。

「かぐら辛っこ」は、新潟県の魚沼地方特産の「神楽南蛮」というピーマンのような形をした唐辛子に塩と麹を加えて熟成させた調味料です。鮮やかな赤い色をしていてすごく辛そうに見えますが、辛味はマイルド。欲望のままに使っていると鍋2回くらいでひと瓶使い切ってしまいそうなくらい。

辛味もあり、うま味もあり、ほんのりとした酸味もあって、シンプルな鍋物に彩りを添えてくれます。豚バラと白菜のミルフィーユ鍋を、たっぷりの大根おろしとこのかぐら辛っこで食べるのは絶品です。

他のメーカーから同じような調味料がでているのかわからないのですが、私は八海山が運営している「千年こうじや」で購入しています。日本橋や銀座でも購入できるのですが、魚沼のお店がとても素敵なので機会があればご訪問ください。とてもおしゃれなブリュワリー「猿倉山ビール醸造所」や、田舎そばがおいしい「そば屋長森」も同じ敷地内にあります。

そろそろ暖かくなってきそうですが、お鍋のあたらしいお友達のひとりに加えていただきたい「かぐら辛っこ」のご紹介でした。

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