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おいしい食事管理は、「足し算」で

おいしい健康CEOの野尻です。

ダイエットや生活習慣病の治療に、食事管理は付きものです。さて、皆さんは、食事管理といえばどういうイメージをお持ちでしょうか?

これは食べてはだめ、あれは食べてはだめ、というようなネガティブなイメージを、少なからず思い浮かべるのではないでしょうか。実際、エネルギーや栄養を制限しなければならない場合はありますから、「食事の間違いを探して、引き算していく」というのは、自然な考え方です。

けれども、このことを頭でわかっていても、現実には多くの人が食事管理をうまく行うことができません。やっぱり好きなものを食べたいし、人付き合いといったさまざまな状況もありますよね。毎回の食事であれはだめ・これはだめと考えると、ストレスや反動につながって、食事自体が面倒になってしまいかねません。

さらには、極端に単純化した食事に走っていく方もいます。食事を引き算し過ぎてしまい、ダイエットをしていたら、実は栄養失調だったという人もいます(この問題をdouble burdenといいます)。何も食べなければ痩せますが、それは健康的とは言えませんよね。痩せたいときでも、食べるべきは食べることが大切です。

引き算で考えると、食事はどうしても楽しくなくなってしまいます。ですから私は、おいしい健康を通じて、食事管理が必要な方にこのように語りかけたいのです。

---こうやって食べると、もっとおいしいよ(しかも健康的だよ)。

エビデンスに基づく食事であることを前提に、健康状態に適した食生活を、それまでよりもっと楽しめるようにすること。その鍵は、食べてはいけないものを引き算するのではなく、食べたいものを「足し算」していくような食事管理であると考えています。私はハンバーグが大好きでして、ひき肉で作っても良いのですけれども、実はモヤシをタネに混ぜ込むと更に更においしくなります(総量が同じなら、お肉は減らせます!)。

おいしい健康では、およそ1万品の管理栄養士監修レシピを発信しています。栄養と医療の専門家によるしっかりとした検証を経た食事であるとともに、ユーザーの皆さんにお届けする際に最も大切にしているのは「本当に自分で作って食べてみたくなるほど、おいしそうな食事か」という点です。言うは易しですが、このために当社の管理栄養士にはたくさんの勉強と工夫が求められます。

栄養は、口に入ってお腹で消化されてこそ、初めて意味を持ちます。どんなに理論的に正しくても、食べなければ意味がないのです。だからこそ、「自分が食べたい。家族に食べさせてあげたい」と思えるような食事を提案することが、食事管理においてとても重要だと思うのです。食事管理を、忍耐や我慢ではなく、笑顔で楽しいものに変えていきたいと思います。






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