気嵐立つ朝【十和田湖 23/11/9】
今日は午後からお仕事なので、早朝から十和田湖に遊びに来ています。
今、十和田湖のほとりで朝ご飯を食べながら記事を執筆しています。
とっても良いロケーションだけど、景色や鳥の声が気になってしまって筆は進みにくいかも。
携帯で執筆しているので、親指が進まないの方がいいのかな笑
朝6:00からずっと十和田湖にいるんですが、目まぐるしく景色が変化していきます。
放射冷却でキリッと冷えた朝の十和田湖では岸辺から湖面に向かってゆっくりと流れていく霧、気嵐【けあらし】が現れます。
昔、北海道育ちの先輩ガイドが教えてくれて、気嵐と覚えましたが、どうやらこれは北海道の方言のようで、気象用語では蒸気霧と呼ぶようです。
放射冷却が起きると、湖面よりも地面のほうが冷たくなります。
そこで冷やされた空気が暖かい湖面上に流れ込むと、湖面から蒸発している水蒸気が急激に冷やされることで霧となり、私達の目に見えるようになります。
どうして気嵐と呼ばれるようになったのか気になったのですが、調べてもそれらしい理由が見つかりませんでした。
気嵐立ち上る海に出港して行く漁師さん達が、霧の動きに嵐を見たのかな?と勝手に考えています。
十和田湖の気嵐は穏やかな印象ですが、きっと本場の気嵐は迫力が凄いことでしょう。
いつか本物を見に行きたいと思います。
気嵐が立つ早朝は滑らかな湖面でしたが、陽が昇るのと共に十和田湖も目を覚ましたのか、小刻みな波が立ち始めました。
この場所は八甲田山と十和田湖と奥入瀬渓流を一緒に感じられる大好きな場所です。
今日の午後に担当するツアー、奥入瀬 十和田湖めぐりで来る予定にもかかわらず、朝からお邪魔してしまいました。
十和田湖さん、また来るのでよろしくお願いします。
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