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奥入瀬渓流 冬の滝めぐり 23/12/23

馬門岩の氷瀑の成長過程を定点観測で何度かお届けしていますが、本当の滝の方はどうやねん?
ということで、今日は奥入瀬渓流に流れる滝の一部をご紹介します。

奥入瀬渓流には名前が付いてる滝が全部で14本も流れています。
名前のない滝も含めればもっとたくさん!!
それなのに、今までの記事を見返すと滝がほとんど登場していない…なんでだろう?

冒頭の写真は白糸の滝。
日本人が最も好む名前の滝です笑
ネット情報によると白糸の滝は少なくとも45本は存在しているんだとか…。(Yahoo知恵袋より)
多すぎぃ!


双白髪の滝

↑何て読むか分かるでしょうか?

正解は【ともしらがの滝】
共に白髪が生えてくるまで連れ添いましょうね
なんて想いから付けられたそうな。
2本に分かれている水流から夫婦を連想されたんだと思います。

ちなみに白糸の滝と双白髪の滝は渓流を隔てて対岸同士に流れていて、同じ立ち位置から見つけることができます。

白布の滝

白糸の滝と一字違いの滝。
今回は紹介しませんが、白絹の滝もあります。
ややこしや。


雲井の滝

落差はおよそ20m、とても迫力のある滝です。
さらにこの滝の上段には、双竜の滝というなんともカッコいい滝が流れています。
とてもステキな場所なので、双竜の滝はまたいつかの記事で紹介したいと思います。


千筋の滝

奥入瀬渓流に流れる滝の中で最も小さな滝。
え…?これが滝ですか…?と、言われてしまうこともしばしば。

水量が少ない為、冬の早い段階から凍結がよく進みます。


全部で5本の滝をピックアップしましたが、なんと、どの滝も車道上から観賞することができちゃうんです。
(雲井の滝のみ近づいて撮影していますが、他4本は車道上から撮影した写真です。)


歩かずして、車からでも簡単に美しい自然を楽しめてしまうのは、奥入瀬渓流の特権と言っていいでしょう。

雪化粧をした渓流の景色や氷瀑を見てみたい!
けど、雪の森の中を自己責任で歩くなんてムリ…

そんな方は是非とも、奥入瀬渓流へお越しください(^^)


冬の奥入瀬渓流の美しさ、その価値はもっともっと世の中に広く知られていてもいいのにと常々思っています。
一方で、あまりにも有名になってしまうと、冬だからこその静けさが失われてしまうので、このままの方がいいのかな…とも思ったり笑

ネイチャーガイドとしては、たくさんの人に伝えたい。知ってもらいたい。
奥入瀬渓流を愛するひとりの人間としては、このまま静かな奥入瀬であって欲しい。

どうしようもないジレンマです。


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