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綿帽子の奥入瀬渓流 24/1/22

今日は薄っすら雨模様の奥入瀬渓流。
この時期で雨が降るとはどうゆうこっちゃい。
昨日は湿った大雪でその翌日には雨…
なんともおかしな冬です。

今日は昨年の冬以来入っていなかったエリアに久しぶりに遊びに行ってきました。
入っていなかったというより、入ることができなかったエリアです。

下流域のとある場所

特に秘密にするわけでもないのですが、名前はない場所なので、とある場所ということで。

奥入瀬渓流で有名な名所というと、阿修羅の流れや銚子大滝など、たくさん存在するんですが、それらのほとんどは中〜上流域に集中しています。

奥入瀬渓流は、安定した水量によって川の中にまで森が発達していることが最大の特徴。
特にそういった景観を楽しめる場所に名前が付けられていることが多いです。
下流域はというと、増水を伴う支流が複数本合流してきているので、目に見えて分かりやすい奥入瀬渓流らしさがあまりないのです。

加えて、渓流と遊歩道の間に森が広く挟まっている場所が多い為、渓流が見えにくいというのも名所が少ない要因の一つかもしれません。

しかし、冬の間は積雪の上をスノーシューで歩くことができるようになる為、夏は見えなかった所にアクセスできるようになります。
冬だけの特権なのです。

そんな特権を行使して見えてくる特別な景色が、綿帽子の奥入瀬渓流です。

このポコポコ感がたまらんのです

中〜上流域では岩の上に漏れなく樹が生えているので、うまく綿帽子が形成されません。
この美しく滑らかな綿帽子が連続して浮かぶ風景は、下流域だけで楽しめる風景なんです。

綿帽子の流れとか、名前付けちゃってもいいと思うんだけどなぁ。…ダサいか笑
ネーミングセンスある方、良き名前のご提案をよろしくお願いします。


とか言いつつ、名前のあるなしは正直な所どうでもいいと思っています。
もちろん名前がついている場所は綺麗ですが、名前がついていなくとも同等かそれ以上に綺麗な場所はたくさんあります。

その日その時に自然が見せてくれる表情の美しさを、つぶさに感じ取ることができるような感性こそが大事だと、奥入瀬渓流が私に教えてくれているような気がします。


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