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別冊SIX

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メールマガジンに書いたコラムの棚卸し(文/SIX)
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#コラム

カムフラージュライム

概要ライムフレーズを繋ぎに偽装した韻。 お待たせライムは第一句を“繋ぎ”に偽装したカムフ…

音響一致率

音響一致率は一致率の一種。 2音、あるいは2フレーズ間において、音の響きがどの程度近いかを…

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状況が変われば対戦型ネットライムをまたやりたいか?

概要コラム“対戦型ネットライムをやめた理由”の続き。 これらの二点が解消されればまたやり…

シングルタスクとマルチタスク

概要作業の同時進行は効率的なのだろうか。 ひとつの作業を集中的に進めるメリット環境や思考…

独自性にこだわりすぎると書けなくなる

概要客観性ばかりでは創作できない。 イメージ他者と違うことをやろうと意識しすぎれば、他者…

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助詞区切りライム

助詞区切りライム“助詞延長ライム”では、ライムフレーズの先頭または末尾に助詞が配置される…

助詞延長ライムと助詞重複ライム

定義フレーズが「か」「と」「の」「は」「が」「を」など助詞で始まる“助詞始まりライム”。 同様に助詞で終わる“助詞終わりライム”。 これら助詞始まりライムと助詞終わりライムの総称を“助詞延長ライム”と定義する。 素材フレーズである可能性は非常に低い。 ライムフレーズが上手く発掘できない場合に、先頭や末尾の1~2音を合わせるための妥協策として用いられがちである。 区切りが単語途中ではないが、助詞の性質上、前後フレーズとの結合が強くなり、フレーズの独立感、素材感が弱くなる。

表記回文と読み回文

定義「現実的目的実現」「人物見る見物人」のように、漢字は漢字のまま、表記レベルで回文にす…

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ライムグループの直列と並列

直列複数のライムグループが順に解決される。 ライムグループAの第一句が登場し、ライムグルー…

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空虚フレーズと水増しライム

概要低評価ライムの要因となりやすい空虚フレーズと水増しライムについて語る。 空虚フレーズ…

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必然性の欠落と間に合わせライム

概要意味や文脈の面で、フレーズに問題を抱えた韻には次のようなものがある。 韻のために、意…

分割法

定義発掘を補助する手法のひとつ。 素材フレーズを複数フレーズに分割し、先頭フレーズは単語…

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第一印象を過信しない

概要直感を信じすぎないようにする。 解説創作物を評価するとき、伝聞や推測で判断を下すと誤…

認識力の個人差

概要韻の評価において読者ごとに差が出る要因として、韻の認識力の差が挙げられる。 例として、以下の韻に対する評価の分かれ方を考えてみる。 「コロッケ定食」と「コロンブス提督」に対する評価例1(感覚的) 語感や雰囲気から、感覚的に“「コロッケ定食」と「コロンブス提督」は韻を踏んでいる”と評価。 無意識に、ライムフレーズの区切りは意味上の区切りに一致すると考えているのだろう。 Don't think, feel. それはそれで韻の楽しみ方ではある。 例2(末尾に特化)