今更?でもやりたい事!
実年齢を書くのは控えるとして、実際私はバリバリの中年だ。社内での昇進を狙うより、定年した後のことを考える方が現実的な年齢である。
最近は特に味覚の変化を感じていて、若い頃は苦痛に感じていた酢の物や白和えなんかを食べたくて仕方ない時がある。
この年齢になって、何かしら新しい事を始めるのもどうなのか?と思う気持ちも些少はあるのだが、もともと「普通は」と言う言葉に一切興味がない人間なので今年はそろそろ始めてみたいなと思う事が山ほどある。
やりたい事があると言う事と、実際にやるのとでは天と地ほどの開きがあるのだから全てをスタートさせる事は困難だと思うのだが、何か一つでも始めてみたい。
①書道
まさに「いまさら?」と言う代表格かも知れないのだが、美しい文字に対しての憧れと嫉妬が少なからず有る。
もともと、とても汚い字なのだが過去何度もペン字の本を買って練習を重ねてきた。
いわゆる人並み程度には修正出来てるように思うが、あくまで人並みだ。美文字には程遠い。
私には、女性を自身のパートナーとして共に過ごす際に、絶対に譲れない条件がある。
⚪︎汚文字では無い事
⚪︎ひどく太っていない事
それ以外は特に無い。好みの話になれば、それなりに好き嫌いはあるが絶対に譲れないのは上の2点。
なぜなら「直せるものを直さない人とは暮らせない」からだ。
文字も、度を超えた肥満も努力でなんとでもなる事だ。それを変えようとしない精神性が自分にはどうしても受け入れ難いのだ。
だから、そこまで言うならせめて自分も綺麗な文字を体得したいのだ。
写真は水習字なるスグレモノ。墨を不要とし、水だけでやれるのは素晴らしい。これをやってみたい。
②社団法人の設立
これはなかなか大変だと思っている。いつか必ずやらなければならないのだが、準備が相当大変なので努力を惜しむつもりはサラサラないが年内にやれるかどうか…
愛媛県でスタートさせる予定で動いていたので、今回の転勤でほぼ白紙からのリスタートになった。
もちろん理念や大枠は何処にいても普遍的なのでまるっきりの白紙ではないのだが、築いてきたコネクションが愛媛にしかないので、改めてスタートとなる。
「やらないといけない度」で言うと最高ランクに位置する事なので、せめて基礎だけでも年内に済ませたい。
③恩師の還暦祝い
先週の官報で、高校の頃の恩師が今年の3月で退官した事を知った。当時、恩師にとって私たちは初めて担任する生徒であり彼にとっての1期生だった。
出来の悪い私は、ずいぶんと叱られたし迷惑もかけた。恩師は恩師で美味しんぼの山岡のような人だったので、私はシンパシーを感じていたし最後まで面倒を見てくれた事をとても感謝している。
私が最初の結婚をして数年までは賀状のやり取りもしていたが、ここ10年は音信不通だ。
電話番号が生きてるなら、連絡は取れるので今夏あたりを目処にクラスメイトを集めてお祝いをしたいと思っている。
③は比較的実現度の高い目標なので、恐らく達成できると思う。
①は時間の都合がつけられるかどうか。土日はやるべき事が多く、「毎週が通う」というのが難度を高くしているからだ。
②は殊更に難しい。年内というリミットでは達成度は30%あるかないかだろう。最もやりたい事が最も困難だ。
ただこうして明文化し、書く事で一つ上の覚悟を持てるのも真理だ。今回は自分の気持ちを明確にする意味で書いた。
皆さんはどうだろう?
何かをスタートさせる時、最も不必要なのは「今更」という考え方だ。
今やらなければ、もう死ぬまでやらないと思う。
少なくとも人の目は関係ない。自分自身の美学の問題だ。
例えそれが「恋」であったり、スイミングであったり、ダンスであっても、今更やってみよう。
「ええ、今更ですがやってます」
かっこいいじゃないか。
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