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妊娠中、夫の体調不良にキレてしまった

先日、夫に一方的にキレてしまいました。原因は夫の体調不良。


夫のコロナ疑惑と自宅内隔離

事の発端はお盆の直前、夫が喉が痛いと言い出しました。聞いてみると、2日ほど前から喉が痛く、悪化してきているとのこと…。それを聞いて真っ先に思ったのが(コロナだったらどうしよう)という不安。

以前ほど恐いウイルスではなくなってきているとは言え、妊娠中はコロナの重症化リスクが高い

その状態で既に2日ほど何も対策をせず、普段通り過ごしてしまった。家では締め切ってエアコンを付けていたし、もちろん寝室も一緒。万が一コロナだったら私も感染している可能性が高い…と思うと、血の気が引く思いだった。

夫はちょうどその数日前に東京でライブに行っており、感染したのであれば絶対そこだ…との思いも。もちろん職場で感染した可能性もゼロではないけれど、通勤は車だし、職場ではマスクを付けているので、タイミング的にもライブで拾ってきた可能性が高いように思えた。

すぐに近所の病院に行ってもらうも、「熱がないなら9割方コロナじゃない」と言われ、PCR検査はしてもらえなかったとのこと。ただ、喉はかなり痛いとのことで、コロナの懸念は拭えなかった。夫は既に昨年コロナに感染しており、2回目だから熱は出ていないのでは?との思いも。

別の病院でPCR検査を受けて欲しい私に対し、夫は「病院でコロナじゃないって言われたんだから違うでしょ」との主張で、別の病院にまで行くつもりはないとのこと。

であればせめてドラッグストアで買える抗原検査キットで検査をしてみて!と言うと、渋々買いに行き、検査をしてみると、判定枠にはうっすら線が…。

はっきりと陽性になった訳ではないものの、妊娠検査薬と同じ原理で考えれば、線が出ているということは陽性と考えた方が良いと判断。

その翌日から予定していた実家への帰省はキャンセルし、自宅内隔離も開始。

結局コロナだったのかは不明。募るイライラ

幸いその後も熱は出ず、夫の喉の痛みは数日で治まった。私も特に症状は出ず、結局本当にコロナだったのかは不明のまま。

けれど、自宅で隔離生活を送っている間、私の中ではイライラが止まらず、夫に対して怒りを募らせていた。

夫も「コロナかも」となってからはシュンとして、お盆の予定が飛んでしまったことに対し、「お盆なのにどこも行けなくなっちゃってごめんね」と謝ってくれた。

けれど、私には(謝ってほしいのはそこじゃない…!)という思いがあり、不機嫌なオーラを出し続け、夫に対しても冷たい態度を取ってしまった。

欲しかったのは妊娠中の感染リスクへの理解と共感

(夫がコロナかも)と思った瞬間から、私の頭の中では、私も感染していたらどうしよう、高熱が出たらお腹の赤ちゃんに影響が出るかもしれない、夫に症状が出てすぐに自宅内隔離をしていれば…といった思いがグルグルと渦巻いていた。

「防げたかもしれない感染リスクに晒された」というのは、私にとって「許容できないこと」だった。

今回は幸い何ともなかったけれど、今後同じことは繰り返したくない。

そこで夫が体調不良から回復し、隔離を解除したタイミングで話し合うことに。感情的にならないように、事前に伝えたいことを書いて整理し、主に次の3点を伝えた。

・妊娠中の重症化リスクが高いことを認識して、そのリスクを下げる行動を取って欲しかった

具体的には、
・喉が痛い、と思った時点で(コロナかも)と疑って、念のためその日から寝室を分けるなどの対策を取って欲しかった。
・(コロナだったらまずい)という前提で、PCR検査などを受けて欲しかった。

夫は「妊娠中の重症化リスクが高いとは知らなかった」とのことだったので、妊婦は重症化しやすいことと、万が一感染した場合、お腹の赤ちゃんへの影響や、早産になってしまったら…という不安があることを伝えた。

そして、話し合いの結果、今後は次のような感染対策を取ることにした。

・少しでも風邪っぽい症状があるときは、念のため寝室を分ける。
・感染リスクの高い行動(大人数の飲み会、混雑するイベントへの参加等)を取った後は、念のため2、3日寝室を分ける。
・お互い、基本的な感染対策(屋内でのマスク着用、手洗い等)は続ける。

コロナが5類に移行した今、こうした対策は過剰な面もあるかもしれない。ただ、妊娠して色々なことに敏感になっている身からすると、これくらい対策してもらった方が安心できる。

そして、夫には「高齢者と同居してるつもりで生活して欲しい」とも伝えた。

妊娠中の夫婦間の認識のズレ

先日読んだこちらの本の中に、「40週かけて完全に赤ちゃん中心の思考に切り替わっていく女性」と、「出産後赤ちゃんのお世話をすることで初めて変化を実感する男性」とのギャップが書かれていた。

日に日に変わっていく身体や様々な不調に対峙し、食事や行動にも気を使う生活を続ける中で、女性側は否応なく赤ちゃん中心で考えるようになっていく。一方で、男性側にこうした変化がある訳ではない

今回のコロナ疑惑を巡る対応の差も、そうした違いから生じた面もあるように思う。

認識のズレや行動のすり合わせは、産後は今以上に無数に発生するはず。夫婦間で起こる産後クライシスのリスクはめちゃくちゃ身近に感じる。

ということで、今、上記の本を夫にも読んでもらっています。ギャップが生まれるのは仕方がないにしても、少しでもそれを埋めるための話し合いは産前から重ねていきたい。

それにしても、「病めるときも相手を愛する」のは難しい…!!!!!

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