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”グラレコセッション”というサービスができるまで

一昨年、図解というものを知ってから、ふと大学の先輩がやっていた”グラフィックレコーディング”に興味を持ったのが'19年の冬頃。
そこからグラフィックレコーディングを自分なりに描くようになり、昨年1月頃からお仕事のご依頼を頂くようになりました。
6月からLancers主催の”新しい働き方LAB”に参加してからも、セミナーの内容をグラレコで発信。発信がきっかけで様々な人とつながり、また、様々な新しい経験をさせて頂きました。

▼ただの”イラスト好き”な私がグラレコを描くようになるまでの軌跡(今読んだら、数か月前の文章なのに青い~ってなった)

たぶん、得意なことだった

小学生の時、お受験のために通っていた塾で毎週”天声人語をまとめる”課題がありました。もう、これが好きで好きで仕方がなくて、毎週楽しく課題に取り組んでいました。
大学生のときは販売のアルバイト、社会人になってからは営業職と、ずっと”モノを売る仕事”をしています。
”モノを売る仕事”は、いかに短時間でお客様のニーズに合った形で製品のメリット・デメリットを伝えるか、が大切です。
もともと、小学生の頃から”まとめる”ことが好きだった私は、製品知識もわかりやすく”まとめて”理解していました。
私の”まとめる”は、単語と単語の関係性を頭に思い描いて理解することでした。
そのため、私にとって”グラフィックレコーディング”は”わたしの頭を写し取ること”だったのです。

できてしまった、から、失敗した

グラフィックレコーディングを描くようになって半年以上が経過した頃。
この頃にはなんとなく”コツ”のようなものを掴んでおり、割と肩の力を抜いて楽しく描けるようになっていました。
そんな時、ある方から「ファシリテーターをしながら、グラレコをしてほしい」と依頼を受けます。

もともと営業で初対面の方と話すことに苦手意識が無く、また、グラフィックレコーディングも少し余裕をもって描くことができるようになった。
新しい挑戦ができる、と思い快諾しました。

…が、結果は大失敗。どんどん進む対話をグラフィックに起こすことで精一杯。ファシリテーターをする余裕なんて、どこにもありませんでした。
対話のテーマを事前に決めていたこと、また、ご依頼してくださった方が最終的には中心となって進めて下さったことが不幸中の幸いでしたが、結果、わたしは”ただただ、いつも通り”1枚のグラレコを制作しただけになってしまったのです。

できること、と、できること。それぞれ独立してできたとしても、それが組み合わさったときにできるわけでは無い。
身をもって知り、申し訳なさでいっぱいになり、その日はずっとひとり反省会でした。

悔しかったから、修行をはじめた

さて、ある程度反省したら次にやるべきことを決めなくてはいけません。グラフィックファシリテーターを諦めて、しばらくはグラレコに専念する道もありました。
しかし、ファシリテーターの道を諦めきれず「会話をしながら描く練習をしよう」と決心し、Twitterで”対話型グラレコ”に参加してくださる方を募集しました。

この修行に、快く応じて下さったのが #新しい働き方LAB の皆さん。いつも本当にありがとうございます。
様々な方と対話を重ね、イラストに落とし込むことで、新しい価値観や(文字通り)新しい働き方に触れることができました。
また、作成したグラレコをお渡ししたところ、皆さん「自身の振り返りに活かすことができた」と仰ってくださいました。
そういうつもりで始めたわけでは無かった”修行”ですが、そういうお声を頂くことで私のなかで少しずつ”やりたいこと”が明確になっていきました。

ブランディングに活かしてほしい

ずっと営業職をしていた私ですが、マーケティング職に強い憧れがあります。ただ、具体的に何をしたいか?と言われると、薄ぼんやりしていて、答えられません。
「”マーケティングと言っても、様々な仕事があります”」というシモカタさんの言葉を思い出し、改めて私がやりたい”マーケティングの仕事”は何か?を改めて考えました。
私のやりたいこと…広告運用ではない、販促でもない。
最終的に出た結論は”プロダクトを可視化して、魅力を伝えたい”、つまりブランディングに必要な前段階の”プロダクトのことを全部知る”ことでした。

3人ほどと対話グラレコをした段階で、一度シモカタさんとお話する機会があったので、ブランディングのコツを伺いました。「とにかく何でも聞くことです。」
もともとはファシリテーター修行で始めたことでしたが、自分のやりたいことが明確になって以降、特に”対話”に重きを置き、グラフィックレコーディングを作成するようになりました。
※ブランディングの神様こと、シモカタさんのTwitterはこちら

実際に受けて下さった fumieさんとyoritomoさんが記事を作成してくださいました。(とっても嬉しかったです。ありがとうございます!)
fumieさんから、”グラレコセッション”と名前を付けていただき、もともと”修行”の一環で始めたこの”対話型グラレコ”をサービス化する検討を始めました。
この”グラレコセッション”を通して、自身の人生を俯瞰して捉えてご自身の”ブランディング”に活かして頂けると嬉しいです。


これからのこと

まず1つめ。グラレコセッションのサービスを始めました。ご興味ある方、Twitterからお声がけ頂けると嬉しいです。
10,000円(+税)にてご提供ですが、新しい働き方LABの1期生の方々はキャンペーンにつき5,000円(+税)にてご案内しております。(1月31日まで)

有難いことに、ポツポツお声がけを頂いており、2月の土日は埋まりつつあります。が、2月の平日と3月以降の土日はまだ比較的空いています。

そして2つめ。いずれは企業ともグラレコセッションをやってみたい。特に、スタートアップの企業さんって、何かしらの思いがあって事業を興したと思うので、そういう”思い”を可視化したい。
ということで、企業の方でご興味ある方いましたら、こちらもぜひTwitterのDMからお声がけください。

3つめ。現時点はブランディングの前段階のヒアリングで留めているのですが(自身の振り返りとして使う以上、わたしの意思は入れるべきではないと考えているため)、ブランディングや事業の立ち上げに関わっていきたい。これは一人じゃできないので、一緒にやろうよ!という方、ぜひご一緒したいです。

そして最後、4つめ。実はなんちゃってですが…薬膳アドバイザーの資格を昨年取った、のだけど、全然使えていなくて。現在学び直し中です。
さらに今年は栄養学を学ぼうと思っているので、いずれ”薬膳×栄養学”と”グラレコセッション”を掛け合わせた、食に全振りのサービスも提供したい。これはまだまだ構想段階ですが、知識は使わないと身に着かないので、年内に修行を開始できたらいいな~と考えています。

さいごに

このグラレコセッションのサービスを提供できるようになったのは、本当に本当に新しい働き方LABの皆さんのおかげです。ありがとうございました。

今年はグラレコセッションやグラレコ講座など、少しずつ有料化に挑戦したいと考えています…が、恩返しもしたい。ので、ぜひ何かしらで協働できると嬉しいです。(今年から有料化…申し訳ない…という思いも、実はかなりあったり…。)
ようやく、ひとりで立ち上がる準備をスタートしたような感じですが、これからも仲良くしていただけると嬉しいです。

今までグラレコさせていただいた方のTwitterはこちら
竹原めぐみさん 
むらこさん
みるきぃさん 
おすぎさん
かおりさん
勝山陽太さん
fumieさん
アシュさん
くわこもりさん
yoritomoさん

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