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おいしい未来研究所から公開講座始まります

食から未来を思考し活動をしている研究員による一般公開講座を10月より開講します

「おいしい未来研究所の公開講座」は、食を愛し、食の未来について探究したい全ての方にひらかれた講座と銘打ち、食の裏側にある歴史や文化、テクノロジーや自然環境など多様な視点をつなぎ合わせ、幅広い分野の人とともに学ぶことで新たな問いを生み出し、食から未来をつくる活動をこれから作っていくものです。

ユニークな食の未来を考え行動する研究員たち


講師陣には、食にまつわる生産者、料理人から文化人類学者やフードテック起業家など、おいしい未来研究所に所属する多種多様な食を偏愛する言わばオタクのような研究員集団を迎えます。

10月から順次に講義を開講していきますが、まずは味覚のスペシャリストで(社)MIIKU日本味育協会代表理事の宮川順子さんによる「おいしいには訳がある~味覚学~や、日本サステイナブルシーフード協会やおさかな小学校を主宰する鈴木允さんによる「魚をこれからも美味しく食べるために~海と魚の未来学~」の2つの講義から開講していきます。
宮川さんはお子さんのアレルギーをきっかけに、いかに体に優しくおいしいものはどういうものかを猛烈に探求し続けてきた方。

鈴木さんは海洋環境への問題意識から魚の仲買人を経験し持続可能な漁業に向けた認証制度などの取り組みや子供たちに生き物としての魚と食べ物としての魚の両側面を学ぶおさかな小学校を展開されている方と、どちらもユニークなバックグラウンドと探究心や問題意識をお持ちです。

世界の台所から食文化を学ぶ講義も
おさかな小学校の様子
グルタミン酸など出汁から味覚の構成を学ぶことも

「食から未来をつくる」の意味

なぜ食からか。この上の鮭定食を見てみてください。鮭1つをとっても焼き方、切り方といった料理方法や保存方法から始まり、流通の話や漁業の現状や後継者問題、さらには漁業領域の国際関係、海洋環境や地球温暖化問題などなどさまざまな社会の状況や構造が見えてきます。私たちは、研究員とともに食を起点にこれからの未来社会が持続可能でより良いものになるために何が今できるのか、この辺りについて真摯に向かい合い行動しようとしています。

講座を受けることで、現状の食をまつわる社会を理解し、未来にどのように繋いでいくかを考え行動する人々がさらに増えていくことを想像しながら講座を作っていきます。またこれによりおいしい未来研究所がTHINK DO TANKとしてこれからの社会創造の架け橋になることをさらに目指していきます。

講座タイトルを見てビビッと少しでも感じたら、ぜひ参加してみてください。その直感に間違いはないはず!
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公開講座概要

公開講座では、知識を得ることや答えを知ることよりも、共に問いを立ててそれぞれの視点を重ねながら探究することを大切にしています。広げることと深めること、2種類の講座があります。どちらからでも受講が可能。また、今後はフィールドワークの実施も予定しています。

・入門編:食にまつわる幅広いテーマに触れ、新たな視点を育む
時間を選ばずに誰でも参加できる45分間のアーカイブコンテンツ形式。
講師の専門性やキュレーターがもつ問いに触れることで、視点を育み視野を広げます。
・探究編:1つのテーマを講師や仲間と共に深掘りする
1つのテーマを様々な視点から探究する3回のオンライン授業。
オンラインチャット機能や、おいしい未来研究所のラボを併用し、講師と参加者の繋がりや対話を通して、問いを共有し、学びを深めます。探究活動からおいしい未来研究所のプロジェクトに派生する可能性にも期待をしています。

🍙公開講座のお申し込みはこちらから🍙

おいしいの構成要素を考える味覚学
海と魚、そして私たちの話


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