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【前編】デザインチーム全員で仮説を検証してみた

こんにちは!ネクストビートに新卒入社してもう少しで3年目に突入するオイカワです。担当事業はSaaS系プロダクトの保育士バンク!パレットで、UIUXから集客などのデザイン全般を担当しています!

同じ新卒デザイナーのムロさんと、デザインチーム全員を巻き込んだ仮説検証プロジェクトの企画運営を行いました。
前編では、「チーム全体で仮説検証を行う重要性とその経緯について」を執筆しています。
後半では、「実際に仮説をもとに作成したバナーの検証結果〜チーム内での振り返り」をお届けしますのでこの記事を読み終わりましたら続けて後編もお楽しみください!


仮説検証を重要視する環境

ネクストビートでは、ライフイベント・地方創生・グローバルの3本柱で9つの事業を展開しており、デザインチームメンバーは担当事業のデザイン業務を行なっております。事業会社のネクストビートは、オールインハウスな開発環境のため、素早く世に出してユーザーの声をプロダクトに反映するために、アジャイル開発の手法としてスクラムを導入しています。開発とデザインが一丸となりスピーディーに世の中に価値を創出し続けるためには、施策を実行する前の仮説の精度やスピード感が重要になってきます。

👇詳しくは


なぜ仮説思考力が重要なのか?

仮説立案と検証を行う思考法として「仮説思考法」があります。「仮説思考法」とは、「現在入手できる情報から、最もありえそうな仮の結論=仮説を考え出して、その仮説をベースに仮説の実行や検証を行なっていく思考法」です。分析から仮説を組み立てて、その仮説の検証を行うサイクルを早めることで、よりスピーディーにサービスの価値をユーザーにお届けすることができます。


仮説思考はデザイナーにも必要?

課題解決に導くアイデアを創出し、それをカタチにすることをデザイナーは求められます。では、デザイナーはどんなプロセスを通るのでしょうか?まずは「誰のためのデザインなの」かの「誰=ユーザー」を理解し、問題は何なのか仮説を立てることで解決に導くアイデアを出し、その仮説は正しかったのかを検証していきます。ということは、「ユーザー理解=の分析とそれをもとに仮説を組み立てる力」が大変重要で、最終的な「仮説の質」の向上につながるといえます。
デザインチーム全体で仮説の精度を高めるために、デザインチーム仮説検証のスキル向上を目指す取り組みをすることになりました。
仮説思考を強化することによってデザイナーが得られるメリットは以下だと考えています。

デザイナーが仮説思考の強化で得られると
・要件確認〜デザイン着手までのスピードが短くなる
・目的に沿ったデザインを戦略的に作成できる
・施策の軸が明確になる


実現したいゴール

仮説思考において、スピーディーに仮説を立てられ、かつ、精度の高い仮説を担保すること、が理想的ですが、これがなかなか難しく…。私はよく仮説が外れます…。
今回、チーム全体で仮説検証のプロセスと仮説に至るまでの意図や経緯を振り返ることで、仮説検証のコツを掴んでもらう狙いでワークショップを開催することしました。デザインチーム全体の仮説思考の底上げによって、最終的には各事業のプロダクトへ価値貢献に繋るため、デザイナーにおいて重要なスキルだと感じています。

実現したいゴール
・現在入手できる情報から仮説をたてられる状態
・立てた仮説を適切に視覚的にアウトプットできている状態


プロジェクトの概要

入手できる情報から仮説を立て、そのアウトプットとして各チームで1枚のバナーをアウトプットとして提出すること」を、プロジェクトのミッションとしました。バナーの検証場所は、子育て情報メディアのKIDSNA STYLEの記事の中に差し込む、プレゼントキャンペーンの応募ページへのバナーを作成いただきました。
せっかくならチームで競ってみようと思い、合計4チームの4枚のバナーの中でCTRの勝ち抜き選手権を行い、CTRの数値を競いました。


仮説を立てて、バナーを作成してみた!

各チーム、バナーを作成する際に立てた仮説・仮説の根拠・デザインの意図を言語化し、資料に残してもらいました!
私、オイカワと後編を書いたムロのチームでは、このような仮説を立てました。


仮説
課題解決されるバナー(生活の不便が解消されるバナー)が刺さるのではないか。

【仮説の根拠】
・KIDSNA STYLEのGoogleアナリティックスから、セッション数が高い→医師監修記事であることがわかった。医師監修記事は、悩みの解決策を専門家がアドバイスする記事が多いことから、読んだユーザーのインサイトとして、「具体的なお悩みを持っていて解決したい」という仮説立てた。

【デザインの意図】
・具体的な商品が決まっていないため、生活を想起できるようなイラストをランダム配置し、プレゼントのワクワク感を表現した。
・「あると助かる〜!」→自分ごと化、「生活に役立つ商品」→悩みが解消されるワードを盛り込んだ。

KIDSNA STYLEの記事で掲載したプレゼントキャンペーンの応募ページへのバナー(4枚中1枚)


最後に

それでは、実際に仮説をもとに作成したバナーの検証した結果〜チーム内での振り返りしたところを後編でお伝えします!
続きをぜひお楽しみください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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