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Photo by fairview_square

「幾千の星/努力/エリカ」

及川広大

星の条件

飲食店を探すときに頼りになるのは店のレビューである。
その店の星の数を見て店を選ぶ人がいたりするが「孤独のグルメ」のように直観に頼って店を探すのもまた良し。
今日はお昼休憩にカレーを食べたくなった。会社の周りの店は大体把握しているが今日は少し歩いてまだ見たことのないカレー屋を探すことにした。

そして見つけたのは「パキスタンカレー」を扱っている店。
最高だ。僕はいわゆる日本のカレーよりなんていうんだろう…こういうカレーが大好きなのだ。

最高に美味しかった。こういうカレーだよ僕が求めていたのは。
そしてピクルス。これが重要。
僕はカレーの福神漬けやらっきょうこそカレーを美味しくする為の重要な役割を持つ存在だと。
そしてこのピクルスもパキスタンカレーをさらに美味しくする。

星…五つですッ！　★★★★★

なんとこの店はジャスミン茶が無料で飲める。

星…七つですッ！★★★★★★★
ジャスミン茶でさらに星が増える

そしてこの店で一番素晴らしいのは…

タバコが吸える！！！！

星…10個ですッ！　★★★★★★★★★★
タバコが吸える店はどんなに不味くても星三つを与えます。

店はこちら。

超努力型人間

自分は周りの人のより何倍も努力してようやく人並みになる。
そして努力がちゃんと結果に出る人間である。だから周りより何百倍も努力すれば誰にも負けないくらいの結果を出せると思う。
確信が持てないのはその努力を全くしてこなかったからだ。

努力はしたことがある。そして人並みになった。
だけど死ぬほど努力はしたことがない。結局トップにはなれず努力もしなくなりまた、下の下にたどり着いてしまう。

今年は死ぬほど何かを努力して自慢できるものにしたい。
しかし考えてみたら今まで2回、死ぬほど努力をしてきたことがある。
ダイエットだ。一度目のダイエットは3か月で25キロ減らし、その後努力を怠りまた太る。そして再びダイエットして3か月で20キロ減らした。
痩せることに対しては死ぬほど努力した。
そして僕は20キロ痩せれるし20キロ太れる。体型だけなら役作りは完璧、ボクシングの減量だけなら完璧。
ただ演技もボクシングもできないのだ。
それでも僕は人並みになるため体重維持の努力を続けている。

お早めに

家でハイボールを飲むために１Lの炭酸水をよく買う。
けど家でハイボールを飲んだとしても1、2杯程度。炭酸水がたくさん余る。さぁここからが勝負所だ。この炭酸水をどう処理しようか。
まぁ飲むしかないんだけど。それか次にハイボールを飲む時まで置いておけばいいのだが、炭酸水の寿命が気になってしょうがない。
炭酸水の寿命というのは炭酸の気がなくなること。僕の嫌いなことの一つは気の抜けた炭酸水。
少しでも抜けてしまうと嫌で嫌でしょうがない。だからハイボール以上の炭酸水を飲むことになってしまう。
お腹は炭酸水でタプンタプン。だったら500mlの炭酸水を買えばいいのだが、1Lの方がお得だからそっちに手を出してしまう。

1Lの炭酸水。主演沢尻エリカ
エリカ、ヤバいものに手を出すなら炭酸水を飲めよ。

「別に」

エリカは不機嫌な声で言ったが、僕から炭酸水を受け取ると口をつけゴクゴクと音を鳴らし飲んだ。
静かな田舎の帰り道、トンビが鳴いた。

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