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【第4期_第3回講義】SDGsと優れた持続性を両立させる新規事業(ゲスト講師:平原 依文氏 World Road 共同代表)

みなさん、こんにちは!!
8月20日に行われた講義(第3回)のレポートを作成させていただきます、学生受講生の平居です。よろしくお願いします。
今回は、World Road共同代表の平原依文氏をお招きし、SDGsと優れた持続性を両立させる新規事業というテーマで講演して頂きました。

1.講師紹介

World Road株式会社 共同代表
青年版ダボス会議の日本代表
小学生から高校生の時期を海外で過ごし、様々な経験をしながら、自分探しの期間を過ごされました。
これらの豊富な経験を活かし、「社会の境界線を溶かす」ために活動している、若き起業家です!

2.「社会の境界線を溶かす」とは…

平原氏のパーパスであり、使命である「社会の境界線を溶かす」について紹介します。「社会の境界線を溶かす」とは、

皆が「こころ」で繋がれる環境を作るということが出来ます。

これらの考えは、幼少期からの経験などが元となっているそうです。
日本に居ても、海外に居ても「特別」や「異質」という感情を抱かれてしまうのはなぜだろうと考えるうちに、学歴や人種、性別などの「境界線」の存在に気づき、それらを「こころの繋がり」を用いて、徐々に溶かす活動を始められました。
特に、中国で出会った先生が印象的であったと述べられていました。
中国では、反日教育などが根付いていた中で、その先生は「過去の歴史を見て、相手を判断するよりも、目の前の相手を見て、交流する必要がある」と教えてくださったそうです。素敵な先生との出会いがあったのですね。

3.SDGs×新規事業

平原氏の考えるSDGsとは…
平原氏の考えるSDGsは、「0から世界を良くし、負の遺産を後世に残さないようにする活動」です。
SDGsの目標が定められているからという理由で行動するのではなく、その先の何か大きなことを達成するためにSDGsの活動をするという意識が重要になってきます。
「なぜ、なんのためにやるのか?」→「それをどう実行するのか?」→「具体的な活動は何をするのか?」この問いを順序立てて考えることで、SDGsの活動をすること自体を目的に置かない、より先を見据えた考え方や活動が出来るのではないでしょうか。
SDGsの17の目標は繋がっています。ひとりひとりが意識して、小さなことでも取り組んでいくことで、未来を変えていくことが出来ます。

SDGsと持続性のある新規事業
ここでは、実際にSDGs×新規事業の事例を紹介します。

・トニーズ・チョコロンリー
ー カカオ豆を摘んでいるアフリカの子供たちへの賃金を確保したチョコ作り
・スターバックス
ー手話を共通言語とした、店舗の開設
・ヘラルボニー
ー 障害を持った方が制作したアート作品の販売やライセンスの販売
・アドベンチャーワールド
パンダが食べ残した竹を利用した、製品開発
このように、SDGsを意識した新規事業が国内外で行われています。
完全に数十年前の経営とは変わっていっているということが目に見えて、わかりますね。
変化している経営のあり方ですが、どんな経営をしていく必要があるのでしょうか?
ここで、今後重要となる経営のあり方について、押さえておきたいと思います。

・社会貢献と利益追求の両輪経営
・5年から10年をスパンとした長期の経営目標策定
・パーパスを起点としたサスティナビリィ戦略の実行
・PR=IR ←透明性のある経営

4.感想

「社会の境界線を溶かす」ことがパーパスです。と聞くと多くの人が?マークを浮かべてしまうのではないでしょうか。私も、同じ状況でした。
しかし、平原氏のお話やペルソナ像を用いたグループワークを通して、理解を深めることができ、新たな考え方を自身に取り入れることが出来ました。
また、他者が抱える課題などに寄り添い、思い合うという「こころの繋がり」をすることで、皆が「社会の境界線を溶かす」一員になることが出来るということを強く感じました。
最後に、本講義で私が大事にしたいと思った、平原氏の言葉を紹介します。

「そこで何をしたい?」 

この言葉は、平原氏が、青年版ダボス会議の際に自身の行動の本質を見つめ直すために、意識していたものだと仰っていました。
この、「そこで何をしたい?」という問いかけが、未来や新たな自分を作るきっかけになるのだと感じました。
私もこの言葉を心に留めながら、就職活動をしていこうと思わされました。
みなさんも、転換期などには、一度考えてみるのはどうでしょうか。
 
今回のレポートは以上になります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。また、レポートを書く機会を下さった、講師の平原さんをはじめ、OICの運営者の方々へ感謝申し上げます!
第4回のレポートも、学生受講者が担当します。
どうぞお楽しみに!


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