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ホタテ養殖/逢坂誠二 #7823

【24年6月2日 その6126『逢坂誠二の徒然日記』#7823】
午前4時、雲が多めですが、函館の空は既に明るくなっています。一昨日は午前2時過ぎ、昨日は午前3時、いずれも早く起きたこともあり、今朝は何となく睡眠不足です。今日は終日、雲の多い天候ですが、雨は降らない見込みです。

1)ホタテ養殖
噴火湾ではホタテ養殖がさかんです。昨朝、知り合いの漁師さんの船に同乗して、ホタテ養殖の状況を見てきました。

ホタテ養殖には、大きく次の三つの方式があります。

*地撒き方式(稚貝を直接海底に撒いて育てる)
*垂下方式(稚貝をかごに入れ、海中にぶら下げて育てる)
*耳吊り方式

噴火湾では、耳吊り方式が主流です。これはホタテの耳と呼ばれる蝶番(ちょうつがい)側に穴を開けてロープに吊るし、海中にぶら下げる方式で、垂下方式の一種ともいえます。この方法で育てたホタテは、砂をかまず身が柔らかいのが特徴です。

昨日は、海中にぶら下げて半年、1年後、2年後などの状態を見せてもらいました。中国の輸入禁止や貝毒の影響もあり、今年は浜値が8割も下落した時期があり、漁師さんは収入の確保に苦慮しています。また東電の補償の入金が遅いとも話しておられました。

また5年程度の期間、海にぶら下げて貝を大きくしたものも見せて頂きました。確かにホタテ貝は、大きいのですが、カラス貝、ザラボヤ、ヒトデなどが大量に付着して、海面に引き上げると同時に落下するものもあり、なかなか難しいとのことです。

ホタテ養殖の方式は、知っているつもりでしたが、実際に見ると理解度が一気に深まります。漁師さんの的確な操船操舵、手際の良いロープほどきと結びなど、オカにいる時とは全く違う側面を知ることができたのも大きな収穫でした。

噴火湾のホタテ養殖は、ザラボヤの大量発生、東日本大震災による養殖施設の損壊など、過去にも幾多の困難がありましたが、多くの皆さんの努力で乗り越えて来ました。これからも、ホタテ養殖を守り育てるため、私も確実に応援して参ります。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.6.2===
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