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捨て駒/逢坂誠二 7879回

【24年7月28日 その6182『逢坂誠二の徒然日記』7879回】
午前5時の函館、静かに雨が降っています。21度程度です。雨時々曇り、26度の予報です。今日は、街角おしゃべり会ですが、小雨決行します。

1)捨て駒
いつも色々なことを議論する仲の良い先輩から、2015年7月17日の朝日新聞 「声」の次の投稿の紹介を受けました。(以下、引用です)

タイトル:日本は愛せない国になっていく
投稿者:大学院生 若松郁(埼玉県 22)

以下本文:

 私たちは、平成の時代に生まれた。生まれた時、すでにバブルははじけていた。小学校の時、突然、「ゆとり世代」にさせられ、イラク戦争が起きた。中学生の時、リーマン・ショックがやってきた。高校生の時、東日本大震災に遭った。大学生の時、2度目の安倍内閣ができた。

 そして、大学院生の今、自分の国が70年前の教訓と民主主義に別れを告げようとしている。

 私たちは「捨て駒」としてこの世に生まれたのか。少子高齢化の今、私たちは増え続ける高齢者と傾き続ける経済を「ゆとり世代は駄目だ」と言われながら支えなければならない。若者たちの生活は保障されていないのに、たくさん子どもを産み育てろ、という。

 権力者は、庶民の生活も、戦場の実情も知らないのではないか。そのような人たちに支配された国を、なぜ私たちは愛さなければならないのか。そもそも何から日本を守るのか。日本は何に狙われているのか。狙われているのなら、権力者は武力ではなく外交で国民を守るべきであろう。愛することもはばかられるこの国を守るために、命を差し出せというのだろうか。

==以上、引用終了==

2015年7月といえば、安倍内閣のもとで、安保法制が議論され、国会周辺でも大勢の皆さんが集まって反対集会などを開催していた時期です。安保法制は7月16日に衆院本会で可決、9月には参院本会議で成立しました。違憲かどうかも含め、議論が沸騰していた時期です。

あれから9年が経過しましたが、この投稿は今読んでも、心に刺さります。

*高齢者と傾き続ける経済を支える
*生活が保障されていないのに子どもを産み育てろ
*庶民の生活も、戦場の実情も知らない支配者
*愛することもはばかられるこの国

22歳の若者が、なぜこんな思いを抱くような国になったのでしょうか。その理由を私たちは、深く掘り下げて考える必要があります。

私の政治の基本姿勢は「地域があって、国がある」です。みなさんの暮らしと地域の元気、これが国づくりの基本です。この30年あまりの自民党政権の誤った政策によって、この基本が壊されています。家計や地域の活力が日に日に痩せ細っています。このままでは自分らしく生きていく未来も、個性ある地域の展望も開けません。

特に、今だけ良ければ、自分さえ良ければ、金さえ儲かれば良いという政策を進めた結果、大企業がどんな収益を上げても、株価がどんなに上がっても、みなさんの暮らしは厳しいままです。目先の損得や利害にとらわれない、個々人を大切し、地域の未来を見据えた政治へと、イマ、変えなければなりません。

政策の基本は、子ども、若者、高齢者など全ての人にやさしいことです。
経済の基本は、みなさん一人ひとりが豊かになることです。

課題山積なのは事実ですが、私は日本が好きです。

22歳の青年も、今年は31歳でしょうか。今、どんな思いを抱いているかを伺ってみたいものです。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.7.28===
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