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与党も役所も機能しない?/逢坂誠二 #7655

【23年12月17日 その5958『逢坂誠二の徒然日記』 #7655】
昨日、道連の仕事のため札幌入りし、札幌での朝です。夜明け前の気温は零度程度。空全体に雲があります。雪は降っていません。日中も1度程度で弱い雪が降るようです。早朝の便で帰函し、地元歩きをします。

1)与党も役所も機能しない?
今回、岸田総理は、国民の自由に使えるお金(可処分所得)を増やすことを目的にして、国民一人当たり4万円の減税を行うことを決め、そのための法案が来年の通常国会に提出されます。

私は今、可処分所得を増やすことには賛成です。しかし可処分所得を増やす方法は、現金の給付や教育費の無償化など、色々な手立てがあります。

減税は法改正も必要ですし、時期も遅くなります。しかも別途実施される、低額所得者への現金給付と合わせて実施されるため、家族構成によっては不公平が生じ、その是正策も必要になります。

岸田総理が、こんな悪手をなぜ選択したのか、未だに私には分かりません。

この岸田総理の選択を見て、次の二つのことも私が懸念していることです。

懸念1:この悪手を与党議員が何故止めなかったのか?

減税は、国民にとって魅力的なことです。しかし、ちょっとでも税のことや、自治体の税の実務を知るものから見れば、給付と減税の組み合わせは相当に困難を伴う方法であることは明らかです。

与党議員が税のことを知らないのか、それとも岸田総理に反論できないほど今の総理が強権的なのか、真意はわかりません。

懸念2:役所、特に財務省が何故止めなかったのか?

今回の減税が無理筋であることは、議員以上に役所の皆さんは、理解しているはずです。いつもならば、色々な資料を持ち込んで、手を変え品を変えて、議員への懐柔策を講ずるはずです。ところが今回は、そうした形跡があまり見えません。

与党議員も役所も機能しない、これも今の日本の危機です。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.12.17===

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