紙の保険証の廃止(逢坂誠二)
【24年9月26日 『逢坂誠二の徒然日記』7939回】
昨日は、札幌市内で道連会長として挨拶回りを行い、夜遅い便で再度上京しました。今日は、袴田事件の判決のため静岡地裁に行きます。
1)紙の保険証の廃止
8月末時点のマイナ保険証の利用率は12.43%ですが、紙の保険証が今年12月2日に廃止されます。
12月時点で有効な紙の保険証は、12月以降もその有効期限までは利用できますが、それ以降は紙の保険証は継続発行されません。
紙の保険証の廃止期限が迫ってきていますが、今も紙の保険証廃止に対する、疑問の声が多く寄せられます。そもそもマイナ保険証の利用は任意だったはずですが、紙の保険証を廃止すれば、事実上の強制となります。
政府がどのような議論を経て、紙の保険証廃止を決めたのか、今も判然としていません。国民生活に関わる重要事項ですが、政府の意思決定の過程が不明です。
2021年:
「紙の保険証は廃止するのか」(東京新聞)
「使えなくなると言えば普及するってのは権力的な目線だよ。ダメだよ。保険証は(なくなれば人が)死ぬんだから」(デジタル庁幹部)
2022年6月:
「24年度中をめどに(マイナ保険証と現行保険証の)選択制の導入を目指す」(骨太の方針)
期限は設けず、普及状況などを考慮して「原則廃止を目指す」とし、たとえ廃止になっても、申請があれば現行保険証を交付する方針でした。
2022年10月13日:「24年度秋に現在の保険証の廃止を目指す」(河野大臣)
2022年10月28日:2024年度秋に廃止を閣議決定、社会保障審議会部会には廃止を事後報告。
2023年12月22日:廃止日を2024年12月2日とする閣議決定
つまり少なくとも2022年6月までは、政府に廃止する意志はなかったものと思われます。それが4ヶ月後の2022年10月に唐突に廃止が打ち出されました。この間の経過は不明のままです。
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