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沈思黙考の朝/逢坂誠二 #7682

【24年1月13日 その5985『逢坂誠二の徒然日記』 #7682】
夜明け前の函館、ごく薄い雲、ごく弱い雪、そんな雰囲気の朝です。星もちょっと見えます。氷点下3度。日中は晴一時雪、2度の見込みです。

1)沈思黙考の朝
1月9日の北海道新聞の読者の声欄に「姥捨てやめ皆が笑顔の国に」と題する投稿が掲載されました。

==以下、引用==
政治家は高級車の中からしか庶民の生活を見ていない。だから実態が分からない。額に汗をかいて労働したことがないから、うわべだけ繕って何事も決めてしまう。大切なのはカネと権力で、人として大切な感性を持つことができない。

賃上げだと政府は言う。だが賃金を上げるのは企業や事業主。政府ではないことが分かっているのか。賃上げ政策のついでに自分たちの給料も上げるとは、どさくさ紛れの行為だ。裏金を持っているくせに…。

年金の手取り額は減少傾向で、これでは将来の見通しも立たない。働きたくても体が思うように動かない高齢の年金生活者が、どんな生活を強いられているのかが分かっていない。

少子化対策で学校の無償化は良いが、一方で高齢者の医療費負担は増やす。政府が行なっているのは、老人を山に捨てる昔話の「姥捨て山」と同じである。

「それが民主主義」と政治家が言うなら、そんなものはいらない。皆が笑顔になる国が良い。
==以上、引用終了==

この投稿に関し、匿名の方から以下のハガキが届きました。

==以下、抜粋引用==
私は教師退職者の78歳の男性。現在100歳にならんとする要介護の母、そして71歳になる妻と生活。上記の声を読み逢坂さんの本音をどこかで聞きたくなりました。賃上げの号令の中には政治家も含まれてるのでしょうか。私たち高齢者は年金は減れど、一向に楽にならない。保険料は上げ、医療費を上げ…。

金々々々などの政治家も減らして、国民の生活を守るためとは思わないのでしょうか。情無い。

「姥捨て」を黙認するのでしょうか?
==以上、抜粋引用終了==

道新への投稿も私への匿名のハガキも重たい問いです。もちろん「姥捨て山」状態であって良いはずがありません。

こうなった背景は、色々とあります。

*個人よりも大企業、低所得者よりも高額所得者に配慮した税財政
*少子化・人口減少
*経済が伸びていない

こうした点があげられると感じています。

今の年金や医療負担の仕組みを、少しでも苦しい状況にある皆さんに配慮したものへと転換す必要があります。もちろん一気にその方向に変えことはできませんので、厳しい状況にある方々には、直接給付などの手立てを講ずる必要があります。

人口減少への無策、個々人を大切にしない経済が、日本社会を蝕んでいます。それならば、具体的に何をすべきか。政府も与党も動きません。沈思黙考の朝です。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.1.13===
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