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ペンとノート
少しの間、自分だけの時間があったのでペンとノートを使って長年の問題と向き合ってみた。
まずいくつかの否定的な言葉を書き出し始めた。
書いても書いてもまだ足りない感じ。
どこまで掘っていけばいいのだろうか。
この感覚に触れると毎回みぞおち辺りが重たくて苦しい。
いつもの通り体に現れるものすごく嫌な感じ。
ただただ落ちて行くような恐怖感。
でも今回だけはここでやめられない。
もううんざりしているから。
悩みの元がこの先に必ずあると信じているから。
しかし、私からはもう何も言葉が出なかった。
最終的にノートの半分をペンで真っ黒に塗り潰して泣いた。
何もない。
そこには何もなかった。
そこは深い谷のように見えたけど、違う。
それはただの影だった。
あまりにも濃い影。
これだ!
やっと間違いに気づく瞬間が来た。
それは、、、感情に被せた蓋だった。
誰も教えてくれなかったけど、誰も教えてくれなくてよかった。
自分で一人でできたのだから。
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