タロットであなたを語りたい(ゆきママさんの場合)
ゆきママさん。
もうこの名前だけで笑いが込み上げるのはわたしだけではあるまい。
4人の天使(全員BOY)のママである。
寝てる時だけは天使だよ、ガハハという声が聞こえてくるが幻聴だろう。
更年期は幻聴をも引き起こす。
そんなゆきママさんからタロットやってもらったことないので!という率直な申し出があった。
時間があった時でいいですから!
さりげない心遣いがニクイ😏
いやいや時間は作るもの。捻り出すもの。
ね、そういうわけでアフタータロットのデッキでさっそく読んでみます❣️
余談になるが、デッキも人によって変えてます。
お気づきの方もおられるだろうか。
はい、いきます‼️
ドンっ‼️
ペンタクルの6!!!こうきたかー!!!!
毎日毎日オレはこうして立っている。
座っている場合じゃない。
そんな時間もない。
次から次へとオレの元にこうしてやってくる人人人。
苦しんでいるもの。辛い状況にあるもの。
皆抱えているものは違えど、大変なことには変わりはない。
みんなオレのところに助けを求めてやってくる。
実のところ、オレも皆のように助けて欲しいことはたくさんあるんだ。
でもオレより大変な人たちの前ではそんなこと言えないよな。
今や世界中に蔓延している感染症とやらで仕事を失い、気力を失い、家をも失い、家族離れ離れの大勢の人間を嫌というほど見ている。
オレはそんな人々のわずかな、ほんの微々たる力になる為にこうして立っている。
それぞれの状況や今までやってきた生き方を評価し、それに応じてこうして少ないが生活の足しになるものを与えている。
金銭だけじゃない、ちょっとしたアイデアだったり笑いだったり、カッコよくいえば希望だったりする。
おい、そこの!
おまえ今前にいる爺さんを煽っただろう!!
爺さんは戦争で痛めた足を持つ英雄なんだ。
敬意というものを知らないのか。
戦争っていつの話だよ。
ヘラヘラしている若いやつの尻を蹴飛ばしてやる。
戦争は今ここで起こっているだろう。
それもわからないのか。
顔洗って出直してこい!
爺さんの震える手の上に必要なだけ乗せる。
落とさないようにしっかり持てよ。
爺さんはこっくりとうなづき、それを先ほどの孫の若者に渡している。
情には勝てないものだ。
オレは公平に分配する。
相手がどんなに好みの女性であってもそれは曲げない。
時々、メールアドレスなるものを渡されるが受け取っても返さない。
すぐに破り捨てるようにしている。
なぜなら家に帰れば天使が4人、そして可愛い嫁がいるからだ。
疲れて帰ってきた時、たまに飯がない時もあるがそれも仕方がない。
天使も4人いれば信じられないほどの騒々しさにオレは言葉を失うこともしばしばだ。
そんな天使と常に共にいる嫁をオレは心から尊敬している。
愛は尊敬の上に成り立つとオレは思っている。
嫁は時々ガハハとのどちんこ丸出しで笑うが、それも可愛いと思う。
好きなだけ笑うがいいのだ。
4人の天使にゲンコツを食らわしている腕っぷしも素晴らしい。
その強さがなければ一体どうやって育てていけるのか。
オレには帰るべき家があり、素晴らしい嫁がいて4人の天使に守られている。
これ以上のしあわせがあるだろうか。
ゆきママさん、素晴らしいカードが出ましたよ。そしてこの物語はあなただけのものです。
ありがとうございます💕
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