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アメリカの不況はどこに行った?

ニューヨーク・タイムズのコラムでクルーグマンがアメリカの不況はどこに行ったと吠えている。

昨年GDPが2四半期連続してマイナスになったり、2年金利が10年金利を上回る逆イールドになったときに、アメリカには不況が来るというコンセンサスがあったようだ。

クルーグマンによればGDPが2四半期マイナスになったからといって即不況という定義はないというし、逆イールドについては不況が来るというケーブルテレビの宣伝を市場が織り込んで起こる現象で逆イールドと不況に因果関係はないという。

アメリカは現在インフレと戦っているが利上げをしているにもかかわらず投資は好調だという。住宅投資は住宅ローン金利が上がってもコロナによる在宅ワークブームで住宅需要が強く、コスト高でも住宅投資をする意欲は強いという。また、バイデン政権による半導体とグリーン投資への補助金が非住宅の投資熱を高めているとも言っている。

何よりもインフレ自体が落ち着いてきているという。生鮮食品、エネルギー、中古車、住宅コストを抜いたスーパーコアCPIは落ち着いてきているという。

アメリカは好景気なのだ。

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