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【旅行記】青春18きっぷで会津に行った

 青春18きっぷの2回分が余ったのがきっかけで、東京から1泊2日で行けるところに行きたいと思い、会津に行くことにしました。

行き

 東京都北区・赤羽駅から宇都宮行きの電車に乗り、出発です。在来線で行くので、郡山駅に到着するまで3回乗り換えが必要です。特に宇都宮駅~黒磯駅は車内が混んでいて辛かったのを覚えています。

駅すぱあと for web より

 郡山駅から会津若松駅までは、磐越西線に乗って1時間ちょっとです。右手には磐梯山が、左手には猪苗代湖が(少しだけ)見え、電車は峠を越えて進みます。東北本線に比べて車窓に見応えがあって、グッとローカル感が増します。

電車内から撮った磐梯山

 朝起きるのが遅かったせいで、到着した頃には日暮れ前の時間になっていました。旅行の前日、寝ようと意識するほど眠れないんですねー。。。

会津若松城

 2日目は朝から会津観光をしました。観光の街だけあって、観光地を結ぶバスが充実しています。運転がろくにできなくてもバスで移動できるので、大変ありがたいです。

 まず会津若松城へ行きました。会津若松城(鶴ヶ城)は、歴代の藩主たちの拠点であった城です。
戊辰戦争の時には、旧幕府軍が籠城した場所でもあります。

会津若松城

 戊辰戦争の後、城はボロボロになってので解体されており、現在残っているお城は再建されたものだそうです(ただし城の土台は当時のまま)。城の中は広めのスペースをとって歴史資料が展示してあり、日本史があやふやな僕でも楽しめました。
 お城の展望台からは会津の風景が一望できてとても良かったです。「新政府軍はこちらから攻めてきたんだなー」とか思いながら眺めていました。

城の下に赤べこがいました。かわいい。

東山温泉

 次に、周遊バスに乗り、東山温泉に向かいました。バスの車内放送によると、与謝野晶子や太宰治などの著名な人も来たという、由緒ある温泉らしいです。
 ここまで来るとやや山あいなので、盆地の市内とは雰囲気が違い、秘境の温泉っぽい感じがします(自転車だとちょっと大変かも)。
 残念ながら朝早すぎたので、入浴のできる施設はまだ開いていませんでしたが、開放されている足湯があったので浸かりました。

30分くらい浸かっていました。
人もおらず山と旅館しか見えないので、心が安らぎます。

 足湯のとなりの置き石の上に、旅行者が書くノートが置いてありました。僕はこういうノートを自分では書きもしないのに、ついつい見てしまいます。なんとなく昔の旅行者と間接的にコミュニケーションしている気になれるのかもしれません。
 まあ別に大したことが書かれているわけでもなく、今回も「愛知から来ました」とか「彼女と来れて幸せ!」くらいしか書かれていませんでした。

武家屋敷

 また周遊バスに乗り、今度は武家屋敷に向かいました。広い敷地の中に武家屋敷が再現されています。武家の人やその家族がどんな暮らしをしていたのか、等身大の人形を使って分かりやすく展示しているので面白かったです。

 武家屋敷を出たところに喜多方ラーメンの屋台があったのでラーメンを注文しました。喜多方は会津よりやや北西に位置していますが、近いのでほぼ本場といっても良いでしょう。
 家系ラーメンや二郎系ラーメンなど、ラーメンの世界ではこってりしたものが主流な気がしますが、喜多方ラーメンはあっさりしていて時々食べたくなります。醤油味のスープに独特の縮れ麺がよく合っていて美味しかったです。

 [9/15思い出したので追記] このラーメン屋さんでテレビが流れていて、天気予報をやっていたのですが、「今日の浜通りは~、中通りは~、そして会津は~でしょう」と言っていました。
 調べてみたところ、いわきを含む沿岸部のことを浜通り地方、福島市や郡山市など県中央部のことを中通り地方といい、浜通り、中通り、会津でそれぞれ文化だったり気候だったりが大きく違うそうです。
 僕のように外部の人からすると福島県としてまとめて見ることが多い気がしますが、内情はやや違うようですね。

帰路につく

 他にも薬草園とか近藤勇の墓とか白虎隊記念館とか、見るものはたくさんあるのですが、今回は青春18きっぷの旅行なので、もう帰る時間になってしまいました。
 会津は観光スポットが多いうえに、観光客向けの交通手段とか観光案内とかがそれなりに充実しているので、ぜひ一度行ってみてください。

 それでは。

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