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突如SNSに現れた、無人の駄菓子屋に突撃!!(四国中央市/川之江)

四国中央市民リポーターのOHIROです。

先日、SNSでふと流れてきた古民家らしき写真。
お盆の帰省で同級生たちが拡散しており、
気になったので仕事帰りに突撃取材してきました!

【協力者】
オーナーの前田さん / ご近所の中川姉妹


無人だがしや『フリコラベンチ』

川之江町の栄町商店街駐車場から徒歩約5分。
静かな住宅街の中にある、趣き深い古民家。
8/8(月)より、無人駄菓子屋がオープンしました。

はじめて来たのに懐かしい雰囲気が漂う外観


「入ってって~」という手書きの看板に導かれ
店内を覗いてみると、懐かしの駄菓子でお出迎え。

古民家がそのまま利用されている店内


なぜ、空き家で駄菓子屋を?

オーナーの前田さんによると、
「子供からお年寄りまで
 みんなの憩いの場所になって欲しい」
そんな思いが込められているそうです。

空き家の状態が続いていた古民家を借り、
駄菓子の販売や、廃品回収等の収益で
家賃と光熱費の支払いに充てているとのこと。

お金をかけず、ご自身で片付けを行い、
内装を整えるなど、手作り感の溢れる素敵なお店です。

昔のアイロンやそろばん、教科書など
レトロな掘り出し物がたくさん!

無人の駄菓子屋って、大丈夫なの?

①あくまでも目的は憩いの場であること。
②売上はそこまでこだわっておらず、
 無人だからこそ立ち寄りやすい空間になっている。
③盗んだり、誤魔化したりしたら、
 その人に罪悪感が残るはず。
 子供たちにとって、こんな経験も立派な勉強!

オーナーの前田さんからはこんな思いが聞けました。

「人をうたがうのは、とても疲労する。
 ならば、信じた方がよい。」

この名言をネットで見つけた中川姉妹も、
信じる心をもってお店を見守っていきたいとのこと。

手書きの看板は中川妹作


駄菓子を買ってみた!

私も実際に駄菓子を買ってみました!
予算は100円、どんな組み合わせにするかワクワク。
小学生のお小遣いを使うような懐かしさ(笑)

お釣りがでないため、10円~の
細かい値段設定がありがたい!

最近はスマホや電卓があるため、
暗算をする機会が減っています。

一生懸命、暗算をする小学生の姿は微笑ましく、
ご年配の方にとっては脳トレのような効果もあるとのこと。

100円ピッタリのお買い物ができました!

これからの目標と野望

オーナーの前田さんから、これからの目標を伺いました。

「市内の空き家の活用を増やして、
 第2、第3のフリコラベンチを始めたい。
 行動制限されている子供たちにとっての
 居場所作りになればと願っている。」

中川妹さんの野望は、

「無人カフェを作りたい!
 お客さんが自分で豆から挽いてコーヒーを飲んだり、
 セルフでパンケーキを焼いたりするカフェ。
 みんなで川之江を盛り上げよう!!」

四国中央市では空き家の利活用が発展途上。
ある資源を壊さず、フリコラベンチのように
上手に活用したまちづくりを一緒に行っていきたいです!


◾フリコラベンチの所在地
 愛媛県四国中央市川之江町1618

◾フリコラベンチ等の情報はコチラから


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