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小学生の夢から生まれた「霧の森ツアー」

2020年、最後に添乗した旅行では、観光地は閑散とし、人々はマスクを付け始め、参加者は周りの目を気にしならがらの旅行でした。あの頃は、旅行に行くこと自体が悪のようなイメージになりつつありました。

あれから3年。

昨日の子どもたちはマスクを外し、霧の森を楽しんでいる様子でした。当たり前だった頃のツアーに近い形で開催できて、とても嬉しく思いました。


ツアー企画、当日に至るまで


今回は、「子どもの夢叶えますプロジェクト」さんに届けられた夢の一つを、協力隊事業としてお手伝いをさせていただきました!

私のミッションである、新宮地区での観光促進にマッチしていた夢の内容がコチラ↓

" きりのもりツアー "
これだけでは情報が少なすぎて、どんなツアーを夢見ているのか分からず。プロジェクト代表の村上さんとご相談し、旅行会社時代の経験を活かして、お客様のヒアリングから行い、ツアーを造成することにしました!


事前打合せの様子

まずは、夢を書いてくれた理由を聞いてみました。

昨年の夏休みに、友達と一緒に霧の森で遊んだのが楽しかった。また行きたいと思って書きました。

とのことでした。実はこの日、何をしたいか聞くつもりでしたが、すでにお子さんが行程表を作成し、もって来てくれていました。

その内容をできるだけ叶えるべく、霧の森さんにご協力をいただいてできた行程がコチラ↓

これまでツアー造成では、予算面や行程でお客様のご意向に添えなかったり、受け入れ側との調整が難航することがありました。今回はすんなりと行程が決まり、手配もスムーズに行われました。

ツアー中も、各所でスタッフさんが丁寧に対応してくださり、本当に霧の森の方々のご協力あってツアーが実施できたと感じました。

夢ガール(夢の持ち主)のお友達を10名以上集めてもらうことを条件に、受注型企画ツアーとして、今回のツアー実施が決定しました!


ツアー当日レポート

①出発時間の変更と菓子工房見学の省略

どんなに準備万端でも、ツアーではイレギュラーが起こり得るもの。今回も人数変更があり、出発ギリギリまで夢ガール母が必死に集客してくださり、12名での催行となりました!
出発まで集客に奔走してくださったため、若干ツアー出発が遅れ、最初の菓子工房見学はスキップすることにしました。

②抹茶点ての体験

去年の夏休み、霧の森で体験したかったが、人気のため予約が取れず。今回は夏のリベンジということで、抹茶点てを希望してくれました。

抹茶点ての体験ができるのは、コチラの聴水庵


日本茶インストラクター石川さんご指導の元、新宮茶を使って抹茶点ての体験を行いました!


選べるお茶菓子に名物の“霧の森大福”があり、
テンションが上がるお子さんもいました!
みんな真剣にお手本に倣って抹茶を立てました


③自由時間と昼食

抹茶点ての後は自由時間で、馬立川まで降りたり、周辺を散策したりしてお腹を空かせました。昼食はレストランにお願いして、特別にお弁当を用意してもらいました。みんなで仲良く「いただきます!」「ごちそうさまでした!」と、学校給食のような場面も見られました。
(特製のお弁当の写真を撮り忘れました😭)

添乗員あるあるですが、昼食はお客さんとのんびり食べることはほとんどなく、別食でサッと済ませることが多いです。が、今回はせっかくだからと席を用意してくださったので、同席して昼食をいただくことに。


私は売店で売っている焼鯖寿司をいただきました!(初体験)


④お楽しみ会

みんなで歌やダンス、マジックなどをしてお楽しみ会をしたい!とのことで、霧の森交湯〜館の2階をお借りしました。話し合いの結果、みんなでお絵描きをすることに。


部屋の窓からは桜が見えました!

お楽しみ会が盛り上がるかと思い、時間を長く取っていましたが、“川で遊びたい!” “買い物に行きたい!”と、子どもたちのやりたいことが急遽出てきて、、、


⑤お買い物と川遊び

ものの20分で会場をあとにし、買い物グループと川遊びグループに分かれることに。川遊び組には、水着に着替えて入る子もいました(笑)ちなみに、日中でも水温はまだ低く、「つめたーいっ!!」と言いながらも入ってました。

大人気の馬立川、この日も綺麗でした

買い物組も霧の森大福を引っ提げて、最終的には全員が川遊びをしてました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、茶フェ予約時間が近づき、川を出てもらいました。(もっと遊びたいと言われることもなく、みんなついて来てくれて、本当にスムーズに旅程管理ができました。一列に並んで後に続いてくれる光景は、可愛いすぎました)


⑤季節限定、桜のロールケーキ

“桜の木の下でロールケーキが食べたい“ そんな願いがありましたが、今回は茶フェで召し上がっていただきました。

9人で囲炉裏を囲む、仲良しっぷり
(初対面の組み合わせもあり)

事前に注文していたこともあり、席につくなり桜のロールケーキが運び込まれました。5分ほどで全員が完食。

実は、茶フェでの滞在時間は50分を想定。ゆっくり食べて飲んで喋るという、大人目線の時間設定をしており大誤算。子どもたちは食べ終わるなり“遊びに行くー!”と茶フェを出ていきました。

こちらが期間限定の桜のロールケーキ
(お母様のご配慮で私もいただきました)


⑥芝生広場とステージ

貸切状態の広場を思う存分遊び尽くしました。

何をして遊んでいたかというと、、、


だるまさんが転んだでした!

子どもの外遊びはいつの時代も変わらないのでしょうか?
懐かしく思いながら見てました(笑)


⑦バス乗車と感想の聞き取り

遊び終えてバスに乗って市内へと帰る前に、今日の感想をカメラに話してもらいました。



無事終了。

バスで自宅まで送ってもらった後、夢ガールの母から連絡をいただきました。

みんなとても楽しかったようです。本当にありがとうございました!子どもたちはまた行きたいと言ってます。次のツアーはいつですか?次回決まったら教えてくださいね、また参加者の声掛けをしますから。

楽しんでもらえただけでなく、次回を楽しみにしてくださっているという、企画者としてこの上ない嬉しいご報告でした!



あとがき

協力隊1年目最終日、素敵な企画が実現して本当によかったです。当日を迎えるまでには様々な不安もありましたが、夢を叶えることは容易いことではないなと実感しました。実施に至るまで、霧の森の方々のサポートや親御さんがギリギリまで諦めずに集客してくださったことなど、、。

これからも四国中央市の新宮が、市民にとって大好きな場所であり、全国や世界からも足を運んでもらえるような場所であり続けることを願っています。

これまでの経験を活かせた企画ができて、私自身もとても楽しかったです!

以上、霧の森ツアーのレポートでした。




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