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マーケティングという、なんか強そうなカタカナ学んだで

どうも、ohiraです。

私は28歳になる年齢ですが、今までの人生の中でマーケティングといった言葉とは全くの無縁の道を歩んできました。
もっと言うと、カタカナの羅列を見ると本能的な部分で

(あ、なんだか難しそう!!!)

と反射的に思い、「出来れば避けたい」と感じるところでした。


しかし、そんな自分が最近たまたま出会った本でマーケティングの全体像を学び、世の中に対しての見方を少し広くすることができました。

そんな経験から今回はマーケティングを全く知らない方に向けて、本の内容を更に噛み砕いて全体像をできるだけ簡単にご紹介したいと思います。
(マーケティングにお詳しい方がお読みいただける際には、内容にズレや間違いないかを見ていただけると幸いです…m(_ _)m)


今回の記事は少し長い(読むのにだいたい4~5分位)ですが読んでいただけた方に

「なんとなくマーケティングという概念の全体像が掴めた」

と言っていただけることを目標に綴っていきますので、最後までお付き合いいただけますと幸いです。


(こちらの本を読みました)


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・マーケティングとは「価値を作って、伝えて、届けて、交換する」ことである。


早速、結論から参ります。今回のテーマであるマーケティングとは

「価値を作って、伝えて、届けて、交換する」ことである

といった活動のことです。

これだけだとあまりにも直球すぎるので、もう少し噛み砕くと
「相手にとっての価値を生み出し、それを伝え、相手の持つ価値と交換してもらう」という様に言い換えることができます。

まだまだイメージが難しいかと思いますので、本の中に記載されていた具体例を紹介させていただきます。

愛護団体の「地域猫を管理するための寄付金を募る」活動 について本書から引用 )
この団体は「猫が幸せに暮らせる社会」という価値を作ろうとしていて
その社会を実現するための仕組みや内容を作り、
活動を広告や発信などを用いて広く伝える活動をします
それを見た愛猫家たちが自分が自身が持っているお金と「猫が幸せに暮らせる社会」という価値と交換します
団体はそのお金で実際に活動を行い、それを支援者に伝えることで価値を届けています

(具体例の中では、価値を作って → 伝えて →  交換して → 届ける といった順序になっています)


ここまで来て私が感じたことを述べさせていただきますと

マーケティングで言っていることって「世の中で行われている、商売や活動の全てに関する」ことじゃないか

と強く感じました。


・これは全ての人が知っておいて損は無い観点なのではないかと感じた

順番が前後してしまいましたが、今回なぜこの記事を書くに至ったかの経緯をここで綴らせていただきます。

それは

「このマーケティングといった考え方・観点を知っておくと、人生の全ての面で広い視野でみれるようにはなるのではないか?」

と感じたからなんです。

もしかすると今から述べることは当たり前のこと過ぎて、既に視点として持たれている方が多くいらっしゃるかもしれません。

ただ、少なくとも私は世の中の活動を上記マーケティングの観点から考えたことはなかったので、もし近いような方がいた際に何か情報のお裾分けができたらと思い筆を取りました。


・マーケティングは4つのプロセスで見ていく

といった形で本格的にマーケティングの中身に入っていきたいのですが、皆さんに一点お願いごとがございます。

これから説明する4工程を「多くの方に価値を届けたい」といった想いをもった前提で、自身が何かビジネスや発信を一から創り出すと思い読んでいただきたく思います。

きっとイメージを増して読んでいくことができると思います。


では、本格的に中身に行きたいと思います。マーケティングを考える際には

・市場を定義する
・価値を定義する
・価値をつくり出す
・価値を伝える

といった四つの視点があると著書の中では綴られていました。


-①市場を定義する

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これは今から行おうとしている活動が「誰に対して価値を提供しようとしているか」を考えることです。

そもそもなぜこの工程が必要なのかという部分でいうと、
価値というものは相手が決めるものであり、相手によって大きく変わってくるからです。

だからこそ、世の中に何か価値提供(事業を起こす、コンテンツを発信するなど)をしたい場合、それが「誰にとっての価値を届ける活動なのか?」をある程度明確に定めてから始めないと、届けられるものも届けられないんです。

そして、この市場を定義する際に重要な点としてできる限り大きな市場をを考えることが挙げられます。

 完全に自身の自己満足のものを世の中に提供していき「好きな人にだけ勝手に届いたら良い」という考え方ならここは全く関係ないんですが、
そうではなく「せっかくならできる限り多くの人の役に立ちたい・届けたい」という思いがある場合はこの原則を重要視することがポイントになります。

(大きな市場を選ぶ = 多くの人の役に立てるので結果的に価値貢献度合いも高くなってきます◎)


この工程に関して具体的に考えるポイントを一例挙げさせていただきますと…

・年齢
・性別
・居住地域
・趣味嗜好
・家族構成

などの顧客のデモグラを考えてみたり

・市場規模
・成長性
・競合環境
・関連性
・既存事業とのシナジー

など、そもそもの設定する市場を吟味していったり

と、挙げていくときりがないほどの観点から市場を定義するために考え価値提供を行う市場を定義します。


-②価値を定義する

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誰に届けるかを定めた後には、次に「その人達にどんな価値を与えれるか?」を考えていく工程があります。

これをもう少し正確に書くと、
相手が「何に困っているのか・何を欲しているのか」を探り、それを自分がどのように価値に落とし込んでいけるのかを定義づけする
ということです。

この工程では、企業が行っているアンケート調査などをしているのがイメージしてもらいやすいかと思います。


この「相手の求めるものを探ること」の中では、当事者感(価値提供する側と受け取る側)のすれ違いを極力減らすことが重要になってきます。

なぜなら、活動の中身ですぐに修正などが効くものであっても、価値の認識を間違えているとかなりの労力と時間を費やしてしまうことにコストが大きいからです。
(会社組織や商品を売る話になると、軌道修正が難しい大きな問題にもなりかねない)

そして、その「価値ってなんなんだ?」という部分に関しては、以前私が書いたモノの価値の話が出てきます。

簡単に書くと、モノ(活動)には

・実利価値 
・保証価値 
・評判価値 
・共感価値 

といった4つの観点(考え方)があり、それをできるだけ意識しながら価値を見定めていくと提供できる価値について理解を深めることができるといったものでした。



-③価値をつくり出す

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誰に価値を提供するのかを決めて…どんな価値を提供するのかを決めて…
いざ、実際に何かをつくりだす工程に入るわけですがこの際も「どんな内容のものがいいのか、どんな外見がいいのか、どんなタイトルがいいのか」といったことを大事にしながらつくります。

今までの【市場の定義・価値の定義】に関してはイメージしにくい方もいらっしゃったかと思いますが、残り2つの工程はタイトル通りでイメージしやすいかと思います。
なので、ここではマーケティングの観点で重要にしている点のみをご紹介させていただきます。

価値をつくり出す際に、大事な観点は「機能品質」「主張」「外観」といった考えた方です。

 ・機能品質 = 実際の商品の中身や性質的な部分
・主張 = テーマを明確に掲げることで価値を生み出すこともできる
・外観 = 商品を包み込む外観全般を表す

本の中では飲料水の「いろはす」が例に挙げられていましたが、改めてこの3つの観点で考えていきましょう。

・機能&品質=「水分として喉の渇きを癒やすことができる」「厳しい品質管理による安全性」
(ここに関しては正直、他会社の水をあまり差は生まれてきません)
主張=「環境にやさしい水・エコ」
(「100%リサイクルペットボトル」「全国6ヶ所の採水地」などまさにこの主張が他の商品と大きく一線を引くものかと思われます。)
・外見=「主張に沿ったネーミング付けやデザイン」
(”いろは(歌)”と”ロハス”をかけ合わせたイメージしやすさ親しみやすさ、容器も緑を基調としたエコを思わせてくれるもの)

などで表されています。恐らく、皆さんの周りにあるものも②価値の定義と③価値をつくるの観点を持って見直してみるとかなり明確に定められているものが多いのではないでしょうか。



-④価値を伝える

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ついに最後の工程です。ここまで価値について考え・調査し・つくり出してきたその価値を伝えるということです。

マーケティングといった言葉では一般的にこの工程をイメージされる方が比較的多いかと思います。

せっかく上記の3プロセスで素晴らしい価値を生み出せたとしても相手がそれを知らないままでは相手の役に立つことは出来ません。

本書の中では

「価値を伝えることは義務である」

とまで書かれていました


それはなぜかと言うと、世の中はもの(コンテンツ)で溢れているからこそ、それを「選ぶ理由」というものを明確にアピールして伝えなければ埋もれてしまうといったことが理由として挙げられます。

(仮に広告がなかったとしたら、相手の本能的な部分であったり評判や無知状態での感覚でしか選ぶことが出来ないんですよね)

だからこそ、「義務」という言葉を使われたのではないかと思います。


この「価値を伝える」という工程では

その①:覚えてもらう
その②:好きになってもらう
その③:選んでもらう

の3段階のステップで伝えていく様に書かれていました。

ただ、今回のマーケティングの4工程の中ではかなり本格的なマーケティングの内容に感じたため、ここでは実際に商品や活動の存在を知ってもらい、手にしてもらう(選択してもらう)かを考える といったことだと理解いただけますと幸いです。

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この記事の冒頭にあった

マーケティングとは「価値を作って、伝えて、届けて、交換する」ことである

といった意味はご理解いただけましたでしょうか?

改めて、ここではかなり抽象的に浅く綴りましたがここで記したイメージを持っていると今後ビジネスやご自身が行いたい活動など全てに良い効果をもたらしてくれるのではないかと思います。

また、世の中の「モノ」や「サービス」の裏にはこんな体系的な考えが潜んでいると思いながら見てみると面白いかもしれませんね。


今回の記事もお読みくださり、おおきにありがとうございました。

本日はこの辺で。





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