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"Body Shaming"のない世の中へ

"Body Shaming"の定義をご存知ですか

私の独断と偏見ですが、常にアンテナを張っていない限り、何のことを指しているか見当もつかない方もいらっしゃると思います。

しかし、私は声を大にして言いたい。

もっとBody Shamingについてみんなに知って欲しい!!

では、この"Body Shaming"の意味を一緒に考えていきましょう。

勘の鋭い方ならお気づきだと思いますが、この言葉は『身体・体型』に関わる言葉です。
"Shaming"の部分で、この言葉が良い言葉か、悪い言葉か、判断できる重要な部分だと思っています。

"Shaming"は「辱め」「侮辱」「面汚し」と言った意味を含みます。

もっと端的に定義づけると

 "Body Shaming"とは
他人の体型や身体について侮辱的なコメントをすること
他人の外見を批判したり、辱めること

この様な意味になります。

誰にでも日常的に起こりうる"Body Shaming"

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生きていると少なからず何回かは、"Body Shaming"を受ける経験は誰にでもあると思います。
私自身も何度もその様な場面を経験してきました。

「Aさんはガリガリすぎる」
「Bさんは太りすぎだから、痩せるべき」
「体型のせいで服が似合ってない」
「整形した?」

ほんの一部ですが、受け取る側が"Body Shaming"と捉える可能性が非常に高い言葉の例です。

ここで注意していただきたいのは、この様な発言自体が悪いと言いたいのではなく、この様な言葉を投げかけられて嫌な思いをする、という状況に問題があるということです。
発言者もそのような言葉を軽率に投げかけてしまった責任や、相手の立場に立ち、言葉を熟考しなかった事実から目を背けてはいけないのが大前提ですが…。

"Body Shaming"がもたらす影響

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"Body Shaming"に於いて第一に案ずる必要があるのは、言われた側の心身の健康だと考えています。
ここからは私の経験を交えてお伝えします。

私は10代前半より、同級生や先輩、年配の親戚から「痩せなさい」「太り過ぎ」「デブ」などと、長年"Body Shaming"を受けてた。
表向きには強がって「そんなことない!」とか「うるさいな」と、あしらっていたが、内心ボロボロで、自信がどんどん無くなり、「私なんて」と卑屈な思考をしてしまうようになった。
カメラの前で笑うのも苦手だったし、とにかく「劣っている私」というセルフイメージがあるため、何をしてもうまくいかない時期が続いた。

私の場合は、自分が自分に期待しない(自分を可愛いと思わない)、傷つけられても「その言葉が与えられるとわかってた」と強がることで、自分のことを何とか保っていました。

とにかく「私って価値がない」と思い続け、常にネガティブ思考で、つくづく不健康。
心(内面)が不健康なので、体も不健康で肌は荒れるし、1日ごとに増えていくニキビに余計に病んでしまいました。
言霊のパワーは強く、日常的に口に出す言葉を否定形にすると、「〇〇できない」と言う負のパワーを受けやすいです。自分で「できない」と言う自己暗示をかけて、潜在的な才能や成長の可能性の足枷になることも有り得ます。

"Body Shaming"を受けたらやること

今後もし誰かから"Body Shaming"を受けたり、これまでのトラウマを乗り越えるためにできることをまとめました。
私自身が苦しい状況から立ち直るまでに、そういえばやっていたなー・結果的にそうなったなーと振り返って思ったことをお伝えします。

"Body Shaming"してきた人を正そうとしない

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"Body Shaming"をするその人の価値観は、私たちがいくら「それはいけないことなんだよ」と訴えても、わかってもらえないと思います。
もっと傷つくようなことを言われる可能性すらあるのです。

自分のために、自分を守るために、これを守って欲しいです。

そして、あなたが本当にやるべき二つのこと

それは「"Body Shaming"を許さない環境づくり」「言葉の与え直し」

多分「???」となっていると思うので、詳しく説明します。

-"Body Shaming"を許さない環境づくり-

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またの名を人間関係の断捨離です。

もっと言うと「自分の周りに自己肯定感を下げてくる人は必要ないじゃん」ということです。いくらその人が、"Body Shaming"をするという性質を除いて良い人だとしても、自分を傷つける人だという事実を冷静に見てみて欲しいです。

私たち人間にとって互いに受容や肯定といった、受け入れの姿勢を示すことはとても大切だと思います。日頃から蔑まれたり否定されたりする環境に身を置き、人間関係を壊すまいと耐えれば耐える程、苦しかったり傷つくのはあなた自身です。

"Body Shaming"をしてくる人と積極的に距離を置いていくと、自分の周りにはお互いを高めあえる素敵な人間関係が残っていくはずです。せっかくの人間関係が…と思う気持ちもわかりますが、別れの分だけ新しい素敵な出会いが必ず待っています。

-言葉の与え直し-

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文字通り自分に「欲しい言葉を与えてあげる」ということです。何か言われて傷ついたら、その代わりにあなたが本当は言ってもらいたかった言葉を自分にかけてあげる、と言うことです。

言葉には言霊が宿っていると思っています。言葉次第で心が躍ったり、沈んだり、笑顔になれたりするのも、言霊、自己暗示の要素があるからだと感じます。
騙されたと思って「あなたって本当に可愛いね」「綺麗だね」と鏡に写る自分に向かって何度も言ってみてください。心なしか気持ちが楽になったり、嬉しくなったりしますよ!

加えて私の場合は、留学先での人との出会いが助けになりました。
「可愛いね」とたくさん伝えてくれる友人と巡り逢えたおかげで、悪いセルフイメージからの脱却ができました。

誰かに言ってもらわなくても、まずはあなたがあなた自身にポジティブな言葉を投げかけてみてください。毎日続けていると、思考や体も健康的になり、先ほどお伝えした「人間関係の断捨離」をしなくても、自然と周囲に集まる人たちが変わってくるはずです。

これからの"Body Shaming"との付き合い方

本当なら、"Body Shaming"のない世の中を目指したい!とタイトル通り言いたいですが、悲しいことに他人の価値観をねじ曲げられないので…。
この問題とは良いお付き合いをしていくしかない、と感じています。

まず私が一人でもできることは、"Body Shaming"に加担しないことです。
近くで誰かが友人を侮辱していても、加担しない。自分は加害者にならないことです。
もし誰かが価値観を押し付けてきたら、ポジティブな言葉やソフトな言葉に変換することも有効です。

「デブ」→「ふくよか」「曲線美」

やだ、「曲線美」って言われて寧ろ私嬉しいんですけど??!!と私なら思ってしまいます笑笑


"Body Shaming"はこれからもずっとなくなりません。
だから、自己防衛の一つとして、自分が言葉の捉え方を変えることはとても大切です。
初めはポジティブに脳内変換するのは難しいですが、慣れてくると、嫌な言葉達が空気のように感じる日が来るはず(私も修行中)。

強く、優しく、美しく、しなやかに生きていきたいですねー(目標はエベレストよりも高く)

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