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「ウチはウチ、よそはよそ」が難しいけど、受容したい葛藤

「ウチはウチ!!よそはよそ!!!」
家庭でよく聞く子供のなだめかたランキング一位なのでは、と言うほど使用率が高いフレーズの一つではないでしょうか?
私も小さい頃、あの手この手でおねだりをしては、言われていました笑

でもこの他人と自分の線引きって、子供大人に関わらずとっても難しいことだと思うんです。
おねだりする時だけでなく、誰かに嫉妬したり、自分が気に入らないルールがあったり、納得できないことや、他人の言動などなど、老若男女四六時中葛藤している気がします。
私もその中の一人です。
そんな葛藤の中で、私なりに気難しくなってしまう感情と感情の線引きについて考えてみました。


まず「ウチはウチ、よそはよそ」と言ってしまいたくなるのは、相手に何か受け入れがたい言動をされた時に、相手の意見を跳ね除け、ねじ伏せる事のできる、スペシャルな必殺技だからです。現実逃避。

随分抽象的になってしまったので、説明すると、必殺技を使うと相手と自分の間に壁を作ることになります。

子供がプリキュアの変身道具をねだる時も、誰かにアドバイスをされた時も、その必殺技を使えば万事を跳ね除けることができます。
要するに必殺技を使うと、都合が良いからです。
私も記事を書きながら心当たりがあり、グサっとくる所もあります笑

お金がないのに物を買えとせがまれたり、耳が痛い事を言われたら、多くの人がそっと耳に蓋をして起きたい気持ちになります。
だって、とても都合が悪いし、痛いところを突かれているわけですから…

私の解釈では「ウチはウチ、よそはよそ」は自己中心的で実に冷たい言葉だなぁ、と思うことがあります。
せっかくのアドバイスや指摘を蔑ろにしたり、(例えばおねだりされた時)お願いを聞いてあげたら相手が喜ぶことをする事を拒んでいるように思えるからです。


しかしその清々しいくらいに割り切った考え方は、時に自分のことを守ってくれるとも考えています。

もしあなたが「ウチはウチ、よそはよそ」使いのマスターになれたとするならば、それはとても素晴らしいことだと思います。
「ウチはウチ、よそはよそ」は自分勝手だと感じることもありますが、うまく使えるということは、物事に対する線引きが上手いということになります。

そこでとても大切になるのが受容する心です。
受容とは、受け入れること、どんな意見でも自分なりに咀嚼することです。食わず嫌いはよくないけど、口に入れてみて嫌な味だったら吐き出しても良い、必ずしも飲み込まないといけない訳ではないのです。

受容した後に「嫌だなー」と思ったら、必殺技の「ウチはウチ、よそはよそ」を繰り出しましょう。そして、線引きをしましょう。
付き合うのが難しい人物や、厳しすぎる意見、まして批判など、咀嚼することも大変なこともありますが、その事実は受容し、その後はバリアを張ってそっと離れれば良いのです。

いつでもアドバイスを飲まないといけないわけでも、相手に同調しないといけないわけでもなく、私流「ウチはウチ、よそはよそ」の使い方は

まずは何でも食べてみて、
不味かったらありがたいけど捨て
美味しかったらありがたく食べる

これに限ります。

まだまだ私も使いこなせていませんが、処世術としてこれからも使い続けてマスターしたいと思っています。
生きていくのが少しでも楽になりますように。


余談ですが、私の知り合いには元々都合の悪い話を聞き流すのが大得意な人がいます。羨ましいなと思っていたのですが、つい先日母が誰かのツイートを私に見せてきました。
そこには
「スピードラーニングを聞いていたら、英語ができるようになる代わりに聞き流すことができるようになった」とありました笑

「ウチはウチ、よそはよそ」と併せて、ぜひ覚えておきたいものですね笑

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