詩を2つ(星空の)

帰る場所

地下鉄駅の階段を下る

凍りついてる心は動かない

帰る場所などあっただろうか

友と満天の星空にいた、あの日々かなと


記憶の星空

記憶を辿る満天の星

星座見つけて友と語らう

赤い光に望遠鏡と

ブルーシートに寝袋並べ

光る星を一つ一つこの手に拾ってゆく

ぼくらの住まう天の川銀河は

あまりにも大きく美しく流れていて

語らうぼくらをやさしく包んでくれていた

ぼくらのささやきがふっと止んだその瞬間とは

宇宙の時空間に隠されていた永遠かもしれない

そしてぼくらは宇宙にそっと佇んでいた

記憶をたどる満天の星

ぼくらは宇宙にそっと佇んでいる




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