「"わたしはどうしたいか"で動ける場」 あいだす滞在者レポートNo.2
あいだすでは昨年、
ここで積極的に活動してくれる人を探そうと、1週間以上滞在してくれる人を募集しました。
そして、それぞれいろんな問いや興味を持ちあいだすに滞在してくれたので、レポートをお願いしました。
1人づつ紹介していきたいと思います!
第2弾は、愛知県から素敵な問いを持って参加してくれた
りのかさんです。
ー 普段はどんなことに興味がありますか?
大学の総合政策学部に所属しており、多文化共生の地域づくりについて研究されています。多世代が交わる学びの場や家族の様々な形、食を通した場づくりや小さな経済について興味関心があります。
ー あいだすにはどんなことを期待してきたのでしょうか?
あいだすはあるものからはじまる場。ないものは自ら生み出す場の中に身を置くことで、自分の考えはどのように変化したり、何が生まれるのか体感してみたいと思い、あいだすの滞在者に応募しました。
また家族、暮らし、暮らしの中での地域との関わり方、小規模の地域の中でどんなことができるのかを滞在の中で見つけたり、考えを深めていきたいと思っていました。
ー 滞在中は何をして、どんなことを感じたり考えていましたか?
2週間の滞在では、朝散歩をして地域のおじいちゃんおばあちゃんとおしゃべりをしたり、いただいたゆずやブルーベリージャムでお菓子を作ったり、久比の郷土料理である久比うどん汁を地域の方に教えてもらいながら作ったり、興味を持ったことを自由気ままに行っていました!
滞在してから数日間は、何も決まっていないスケジュールの中で自分はなにができるのか、2週間をどう過ごせば有意義な時間になるのか何も生まれてこなくて不安でした。
「自分でなにかを生み出すことはなんて難しいんだ…」と感じていました。でも自分の足で土地を歩いて、地域の方と話をすると、やってみたいことがポンポンと生まれてきました!
地域の方からいただいたものは誰にもらったのか顔が見えるから、大切に味わって食べたいと思うようになるし、感謝の気持ちが生まれるんだと気づいたり、クーラーがない生活の中でふわっと吹く風はなによりも嬉しくて貴重で、満員電車に揺られながら日々忙しく暮らすのではない、ヒトという生き物らしい暮らしを、「今」しているんだと感じていました。
また2週間の滞在中はたくさんの問いが生まれました。
久比の自然豊かな環境に身を置いているからこそ、2週間の滞在は五感で感じる瞬間がたくさんあり、思考に集中できました。
ー あいだすはどんな場所だと思いますか?
滞在を通して、あいだすは多世代が交わり大人も子どもも対等であれる場所、"わたしはどうしたいか"で動ける場所、
自分の興味関心を思う存分探究でき色々な人が交わってどのような化学反応が起きるのかワクワクできる場所なのではないかと感じています。
久比に住む人達はみんな親切な方ばかりで、ただ散歩して地域の方とおしゃべりするのも楽しいです!のんびりと委ねることで、日々忙しない日常の中で忘れていた、生き物としての感覚を取り戻していくような気がします。
久比は探究の芽がいくつも出ていて、自分の興味関心をそれぞれが交じり合いながら探究している場所。きっとここで過ごしていたら、自分はどんなことに興味があって、何をやりたいのかが生まれてくる、そんな気がします。
暮らしを整えたい人、自分の興味関心を見つけたい人に足を運んで少し長めに滞在してみてほしいです!!
*
以上です。
2週間は長いようで始まってしまうとあっという間に流れていってしまいます。最初は何をしていいのか分からないという戸惑いがありながら、自分は今何をしたいのか?
きっとそんなことを考えながら、毎朝7時ごろから久比を散歩し続けたりのかさん。
与えられるのではなく、見出していく中で、さまざまな問いを発見してくれました。
4月からは社会人!ここで見つけたことが、活動の糧になれば嬉しい限りです。
photo by Rikuo Fukuzaki
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