正義依存症患者を放置すると差別や迫害が加速する #2

『正義依存症患者を放置すると差別や迫害が加速する』
#1 https://note.com/oharan/n/nb7d6af56d78b
#2 https://note.com/oharan/n/nd3decd79cb2d
#3 https://note.com/oharan/n/ne335956ca1e6

”運動” が止められないバカは常に敵を欲する

前回は導入として、”正義病” を発症した患者の暴走の危険性について書かせていただいた。
手短にまとめると「善意で社会運動を始めたとしても、正義を言い訳にして他人を殴り付ける快楽に依存してしまい、いつしか守るべき弱者も改善すべき社会問題もそっちのけで、ただただ社会運動そのものが目的になって行く」というお話である。

実例を挙げるならば、在特会などネトウヨ系団体の暴走に対するカウンターとして結成されたしばき隊(厳密にいるとプラカ隊だの男組だの色々といたけど面倒&どうでもいい連中なのでしばき隊とひとまとめにする)は、何故か沖縄の基地問題に首を突っ込むようになった。
おそらく運動の中枢にいる連中がカウンターデモの動員数に目が眩んだのであろう、「沖縄問題も広義の意味でレイシズムである」といった訳の分からない理由で、デモ参加者らを基地問題へスライドさせたのだ。

当然、ここで「それはおかしい」と異を唱えて割れた連中もいたのだが、しばき隊残留派の幹部らは、離脱派に対しても「あいつらもレイシストだった」と因縁をつけ、尊師様らに逆らわず、異を唱えず、基地問題に参加する人間こそが正しい反ヘイト・反レイシズムであると、残った信者達に選民思想を植え付け、カルト化に拍車がかかった。

この一件だけで分かる通り、しばき隊は典型的な ”内ゲバ・総括大好きな時代遅れのクソサヨク” の焼き直しでしかない。当初は違ったのかもしれないが、結果的にそういう連中だけが残ってしまった。

そして、こういう輩には 「常に攻撃対象を探し続ける」 という習性がある。しばき隊も結成当初は 「vs在特会」「vsネトウヨ」 にターゲットを絞って活動していたはずなのに、いつの間にかレイシズムや差別の意味を自分勝手に捻じ曲げ、他の攻撃対象を作るようになっていった。

そのひとつが上に挙げた 「沖縄問題」 で、より分かりやすいのが 「アキバ・オタク叩き」 である。彼らは沖縄問題と同様に、差別問題と全く関係のない ”オタク・アキバ” といった属性に対しても、ただ「尊師の野間が嫌いだから」という理由だけで、無理やりな屁理屈で「レイシストである」と言い出し、信者どもをけしかけて攻撃対象としたのだ。

こうした事実から、しばき隊はだいぶ早い段階で運動そのものが目的化し、運動を継続するために常に敵(=レイシスト)を作り続けねばならないという状態に陥っていた事がうかがい知れる。

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