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雑炊とお粥とおじやと猫まんまの違い

4~5月と仕事が繁忙期だったため、更新があいてしまいました。
これからまたぼちぼち更新していきたいと思います。

さて、先日旦那さんが体調を崩したとのことで、お腹に優しいご飯を作りました。

冷蔵庫の残り野菜で作った雑炊

冷蔵庫に残っていた葉物としいたけ、卵を入れた醤油雑炊を作りました。
私は雑炊が大好きなのですが、「雑炊」と「お粥」と「おじや」よ「猫まんま」の違いは何でしょうか。

雑炊

雑炊は日本の料理であり、炊いたご飯を水で洗ってぬめりをとり、出汁や具材と一緒に煮込む料理といわれています。味付けは醤油や味噌など。冷や飯を保温する技術がなかったころによく用いられた食べ方だそうです。米の触感を残すため水を多めにして煮込むのがポイントだそう。

お粥

お粥は生のお米を、水の分量多めでたいて柔らかくしたものを指します。コメと水の比率により「全粥」「7分粥」などの呼び方も変わってきます。日本のお粥は病人や小さい子供用の食事にして用いられ「白粥」という何もいれないお粥が一般的です。対して中国の「中華粥」は米の原型がなくなるまで煮込んでいることが特徴で、お出汁やごま油、具材を入れて煮込むのが特長だそう。

おじや

おじやは炊いた米を洗わずに出汁と具材で煮込んだものを表します。粘り気が出たり、形がなくなるまで煮込むなどし、柔らかい食感が特徴です。

ただ他にも説があり、煮汁や塩で煮込んだものを「雑炊」、醬油や味噌で煮込んだものを「おじや」という場合もあるそうです。

猫まんま

「猫めし」とも呼ばれ、「猫に与えるように、ご飯に味噌汁や鰹節をかけたもの」という由来があります。
江戸時代中期~後期に流行した食べ方で、簡単に調理できるとして庶民や無事の間でよく食べられました。またカツオがよくとれる地域ではカツオ節をご飯の上にのせる傾向がありました。

おまけ:リゾット

リゾットは生のコメをバターやオリーブオイルなどで炒めてから白ワインやスープ等で炊く洋食になります。もともとはイタリア発祥の料理で、実は15世紀にはイタリアでもコメが作られていたといわれています。お米はインドから伝えられたなど諸説あります。

改めて調べてみると、雑炊もお粥もおじやもそれぞれまったく違う作り方をしていて驚きました。お腹が悪いときにどれを作るか、お鍋のしめはどれがいいか、それぞれの意味を知っていることで、よりその場に合わせたものを作ることが出来ますね。