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おはなしのすずらん、はじまりはじまり。

はじめまして!『おはなしのすずらん』と申します。
おうちにいる時間がもっと楽しく素敵になるような、心がほっこり柔らかくなるオリジナルのラジオドラマを作っています。

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(ロゴ制作:ery instagram

つくっている人

ストーリー、イラスト、音楽、効果音:遠山夕立(@yu_da_chi)
読み手:田上碧(@aoi_tagami
が手がけています。

始めた理由

もともとのきっかけは、遠山がここ最近の状況から家にいる時間が長くなり、生活の中に新しい気づきを見つけ出したことでした。

たとえば、お布団って最初からあったかいわけじゃないな、とか。
たとえば、窓から見える満月はスポットライトみたいだな、とか。

そんな気づきたちから着想を得ていろんなことを想像していたら、
家という居場所に楽しさや愛着が増していきました。

一方で、多くの方々が社会を支えていらっしゃる中で、
何か少しでも出来ることはないだろうかとも思い始めました。

そんなある日、SNSでこの動画が流れてきたのです。
https://youtu.be/8yu5ymbIjaY

DCコミックス映画『シャザム!』などのデヴィッド・F・サンドバーグ監督が、ご自宅を舞台に制作なさった短編映画『シャドウド(Shadowed)』です。

「家を舞台に作品をつくる」という発想と、出来上がった映像の素晴らしさに心から感銘を受けました。そうして、家で過ごす時間の中で生まれた小さな物語たちを作品にしようと思い立ったのです。

どうしてラジオドラマなの?

そんなとき、イスラエルのルーベン・リブリン大統領が「親御さんたちが少しでも休めるように」と子どもたちに読み聞かせを行ったというニュースを見て、「読み聞かせは今、誰かの助けになれるのかもしれない」と信じました。

思えば、私自身も読み聞かせの時間が大好きな子どもでした。ひとりで本を読むのも好きですが、誰かの声で語られた物語は文字で読む以上にドキドキワクワクして、心にずっと残っています。

友達に会えず、学校で学べずに日々を過ごす一人ひとりの子どもたちや、仕事をしなければ生活を守れない状況の中、かかりきりで子どもの世話をしているご家族、さまざまに行き交う情報たちに疲れてしまっている人たち。
そういった方々に、ほんの少しの間でも心温まるおはなしを届けたいと思いました。

おはなしを文字やイラストだけで表現する手もありましたが、そのときボーカルアーティストの田上の存在を思い出します。
前々から田上のライブパフォーマンスなどを見ては、彼女の声の魅力や才能に惚れ込んでいた遠山。もともとずっと友人同士で「いつか一緒になにかやろうね」と言っていたのですが、読み聞かせは彼女の声で届けたい、と遠山が声をかけて一緒に作っていくことになりました。

そして、家という空間は、音の宝庫です。
朝、布団から出るところから始まり、カーテンや窓を開ける、顔を洗う、パンを焼く、朝ごはんを食べる、歯を磨く、靴を履いて家を出る・・・朝の一コマだけでも、数えきれないくらいの音にあふれています。

そうした、普段から耳馴染みのある「家の音」を少し入れてみたら、もっと臨場感が増すのでは?とひらめいたのがラジオドラマにしようと思った理由です。自宅にいる期間が長い今、家の音ならば沢山録ることができました。

どこで聞けるの?


Youtube
SoundCloud
Spotify
Anchor

にて配信していきます。お聴きいただくメディアも媒体も多様な昨今、みなさまそれぞれにフィットする形でお楽しみいただけるととても嬉しいです。

おかねがかかるの?

全て無料でお聴きいただけます。

もし、noteのサポートをいただいた場合、また各種配信サービスなどで収益が発生した場合は、赤い羽根共同募金が主催する「臨時休校中の子どもと家族を支えよう 緊急支援募金」募金の実施期間である6月末まで全額寄付いたします。
こちらの寄付先は、「子どもと家族を支える」という趣旨への賛同、また、公開されている助成団体などの情報を拝見した上で決めさせていただきました(以降は制作活動費に充てさせていただきます)。

どうして「すずらん」なの?

この企画の名前を二人で考えていたとき、小さなおはなしが少しずつ増えていく感じが、すずらんの小さな花がみずみずしく連なる様子に重なって素敵だね、というアイデアが出ました。

そこで、すずらんの花言葉を調べると「再び幸せが訪れる」というものがありました。すずらんの花が北国の人々にとって春の訪れの喜びのしるしになっていることに由来するのだそうです。
それを知ったとき、この名前にしようと決めました。

今は少し遠ざかっているけれど、私たちは春を知っている。
そして春は、幸せは、再び訪れる。
心から、そんな願いを込めて。

こんなきっかけがなかったとしてもきっと一緒に作品づくりをやっていたであろう私たちですが、小さなおはなしたちを連ねていけることをささやかに喜びながら一緒に作っていきます。

よろしくおねがいします

おうちで過ごす時間が続く日々に、『おはなしのすずらん』が少しでもご一緒できたらとてもとても嬉しいです。更新のペースはゆっくりでも、いろんなことを試しながら素敵なラジオドラマを作っていこうと思います。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
次のページからは、おはなしを綴ってまいります。

ぜひぜひ、お楽しみください!

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