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イネイブラー(私のこと)


イネイブラーは別名『叶える人』
よく言えば縁の下の力持ちです。
イネイブラーは一途で、
献身的に尽くします。
自ら奴隷のように動きます。
お相手であるご主人様ポジションの人が褒めてくれるならどこまででも尽くします。


相手が幸せでないと自分が幸せじゃないからです。
相手が笑顔じゃないと自分が不安だからです
自分が幸せを感じるには目の前の人の笑顔が必要だからです。

相手が満たされていること、相手が満足してくれることで、自分が存在していいんだという気持ちがあるからだと思います。

相手からの『ありがとう』が
自分の存在価値であり、自分の幸せの全てです。

イネイブラーは利用価値の高い人間なので
支配関係や上下関係の波にとてものまれやすいです。。

そして相手の問題を献身的に支えるその行為は
共依存を生み出しやすく、
相手の問題を相手が気づき解決するという機会を
イネイブラーが叶えることで奪ってしまうのです。


自分の問題と相手の問題の区別がつかないので
相手の代わりに尻拭いをしてしまいます

相手が自分で後悔をして、反省をして
考え直して、立ち直っていくというプロセスの邪魔をしてしまいます。。


もちろんそんなつもりもないし
その人と一緒に幸せになりたいし
その人と一緒に歩んでいきたいという、
健気すぎる思いなんですけど。。


イネイブラーは知らなくてはいけません。
まずは境界線のこと。

相手は自分ではないということ。
その優しさは相手のためにならないということ。

相手の問題を解決するのは相手で自分じゃない
ということ。
それは時に『一緒にいたい』自分の気持ちが叶わないこともあるということ。。

イネイブラー自身が、『一緒にいたい』という思いを手放さないと、
相手は自分の問題に目を向けるチャンスを奪ってしまうということ。。


自分が1人になることや、
自分が見捨てられることを心の底から怯えているイネイブラーにとって、人から離れるというのは
すごく苦痛で、相手を支えられないという現実は、自分が悪いことをしているような気持ちになって、自分が全てを壊してしまうような罪悪感で心が一杯になってしまい、自分を責めてしまうイネイブラーですが。。


自分で自分を幸せにすること。
自分の好きなことをすること。
それを受け入れてくれる人間を選ぶこと。

もっと自分自身を信じて、
相手も相手の問題を自分で乗り越えられるということも信じること。


きっと。。イネイブラーほど
献身的な人はいないだろうと思います。

イネイブラーほど自己犠牲の精神で
相手のために生きる覚悟をしてしまう人もいないと思います。。

それだけ。。
自分では何もできない。
無力で、存在価値のない人間だと
心の底から誰にも守られずに生きることを怖がっているのだと思います。


イネイブラーは気づいて欲しいです。
人に尽くす、あなたの愛とパワーがあれば
1人で生きていけるということ。
まわりの人や自分が思うほどあなたは弱くないし、むしろ強いという事。

どんな傷つきも受け止められるし
どんなに酷いことをされても
イネイブラーは許すと思います。
私がそうですから。。

でもあなたが相手を許すタイミングは
傷つける相手が本当の意味で目覚めてからです。

それまでは許しては行けないことをされている自覚が必要です。。。


とても難しいですよね。。
私もできてるかと言えば、そんなことないので
あまり大きなことは言えませんが、
自分を大切にする努力をします。

依存する私ではなく、
自立している私を、人には好きになってもらいたいから。
自分は対等な人間関係を築いていけるように。

イネイブラーでありながらも、上を向いていたいと思っています。
がんばります。


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