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#02 過食症とわたし

おはな、23歳。私は非嘔吐過食症である。
きっかけは過度なダイエット。

昨年の10月。私は遠距離で付き合っていた彼氏に振られた。遠距離の壁は私にはハードルが高く、月日が経つことに喧嘩も増えお互いに疲弊してしまった。

お別れの日は電話だった。深刻な感じはなくて「素敵な思い出をありがとう」と言葉を交わしたのが最後。
私は別れてからも彼が忘れられなかった。遠距離恋愛していた頃、自分に自信がなくて「会えない時間=不安な気持ちが膨れ上がっていく」みたいな感覚だった。

自分の気持ちにけじめをつける為、最後に自信を持った自分で直接彼に「ありがとう」が伝えられたら良いなと自分勝手なのは重々承知で、
勝手に自分磨きをしよう決意した。
(今思えば本当に自分勝手な決断だったなと。。)

私は周りに比べてややぽっちゃりな体型をしている。
自分磨き=ダイエットのイメージ。そうだ、ダイエットをしよう。。
とはいえ、ダイエットなんて私は1度も成功したことがない。とりあえず片っ端からSNSで情報をかき集めた。

・朝ごはんはりんご半分だけ。
・昼ごはんは鶏肉3切れとブロッコリー。
・夜ごはんは仕事で遅くなるから食べない。

その結果がこれ。当時の私は「痩せたい」の1点張りで、本当か嘘かも精査することなくSNSの情報を鵜呑みにして実践。そんな極端な生活を2か月続けた。

すると一応7kgの減量に成功した。痩せていく自分に少しずつ自信もついた。筋力と体力は若干落ちて少しダルさはあったけど、今まで着れなかった服も着れたり、メイクが盛れるようになったりと自分磨きが楽しく感じた。

そして今年の1月。意を決して彼に連絡をしてみた。若干ぎこちなさがありつつ、ゆったりなスピード感で会話していた。
会話していた流れで
「今度会えないかな?」
私はストレートに連絡をした。

しかし彼から返ってきた言葉は
「ごめん、今はいいかな。」

自分で勝手に「彼に会うために自分磨きをする」って決意して、勝手に始めた自分磨き。彼の気持ちも考えず、そして【自分の為に】ではなく勝手に【彼の為に】ダイエットしてたからこそ、その目的を失い、全身の力が脱力したような感覚に陥った。

そしてその日、抑えていた食欲が一気に爆発した。この2か月間に接種できなかったカロリーを一気に取り戻すかのように私はモンスター化していたと思う。

これが私の過食症のはじまりだった。そしてこの過食症は今もずるずると続き、適正な食事量が分からない。口に物がないとソワソワして、不安な気持ちに襲われる。

今は自分に合った食生活を模索しながら、克服しようとしているがそれでも過食の衝動は未だ何度も引き起こされる。

ダイエットは成功すれば本当にみるみる変化する自分に心がウキウキするけど、必ず【自分の為に】。目的の方向を誤ってはいけないなと痛感した。そして食べないダイエットではなく、きちんと食べるダイエットにしていれば、過食症になるまで引きずらなかったのかなと後悔している。

どんな体型の自分でも愛してあげられるマインドで生きていけるようになりたい。多分「痩せる」のは自分に自信をつけるきっかけにすぎなくて、
どんな体型でも自分のことを大切にできる自分こそが、「自分に自信がある」マインドなのかなと思ったりもした。。

過食症については経過を書いて、不安な気持ちを吐き出せていただけたら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また次回の記事で。。





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