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#創作大賞感想 一人称視点は「恋しい彼の忘れ方」を読めばわかる


takaさんの「恋しい彼の忘れ方」を全話読了しました。

 甘く切なく柔らかでそして温かい感情と成長を、主人公の体験とともにリアルに味わえる物語です。


『恋しい彼の忘れ方』は、一人称視点の真髄を体感できる恋愛小説です。


 徹底した一人称視点って意外と難しいんですよね。takaさんを参考にしながら、私も一人称視点で小説を書いてみましたが、改めて見るとところどころ神様視点(俯瞰)で書いちゃうんですよね。『恋しい彼の忘れ方』を読めば読むほど、もっともっと没入しなきゃなって思います。

 この物語は終始「私」の一人称視点で進行しますが、読者は「私」が出会う人々との会話や関係を通じて、「私」の姿を鮮明に感じ取ることができます。「私」と読者は完全にシンクロして、その気持ちや成長を共有していきます。

 「私」の悩みや葛藤は、まるで自分自身のもののように共感できます。主人公と一緒に感情を抱きしめるような気持ちにさせられます。だから時には切なく、時には甘酸っぱく、そして時にはちょっと悪いことをしているような気持ちになったりと、さまざまな感情が押し寄せます!

 そんな感情の波を乗り越える中で最終的に得られるカタルシスは、読者の私自身が成長しているかのような錯覚さえ覚えました!まるで読んでいる私へのメッセージのような宝物のような言葉にたくさん出会えました。

『恋しい彼の忘れ方』を通じて、一人称視点の魅力にどっぷり浸かり、自分自身の心の成長を体感してみてください。

 そして最終話のエピローグは必見ですので、ぜひ最後まで読むのをオススメします!

さらに、『恋しい彼の忘れ方』は現在、コミカライズが進行中です。

すでにネームが完成しているという速さで、takaさんの作画による新たな楽しみが待っています。原作の素晴らしい一人称視点が、どのようにビジュアルで再現されるのか、今から期待が膨らみます。

#創作大賞感想


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