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オハナとの出会い~「保護猫」という存在を知るまで

♯1を読んでくださった方で「いち個人でもできる保護活動・TNRの話はいつ始まるんだ」と思った方がいらしたらすみません(*´・人・*)
ただオハナとの出会いを含めた全ての経験が今の私の活動に繋がっています。
前置き話が長くはなりますが…お付き合いいただければ幸いです。

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オハナとの出会い

念願のマイホーム𖤣𖤥𖠿𖤣𖤥
2019年春、念願のマイホームを建てました。
壁紙やら床をオプションでペット仕様に変更、リビングの壁はなるべく空けるようにして大きな家具を置かず、造作家具なども取り付けませんでした。後々キャットウォークなどを作りたかったので。←猫と暮らす気満々✨
こういうアドバイスは我が家を担当してくれた設計士さんが、猫と暮らしている方だったのが大きいです。今も猫を通して細く長く交流があります。感謝😊

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↑今ではリビングはちょっとした猫カフェ状態に🐱☕*°笑


飼いたい「猫種」が決まる!

さて、環境的には猫を迎えられる状態になりました。
こうなると「どんな猫がいいかな」と俄然ヤル気が出てくるものです。
色々と調べて「ラグドール」という猫種に辿り着いた私。
おとなしい・初心者でも飼いやすい・懐きやすいなどネットで調べると猫初心者の私には魅力的な言葉が並んでいました。
「ぬいぐるみ」の意味を持つラグドールはその名の通り大人しく抱っこも出来る子が多く、ふわふわの体毛で昨今人気なのだとか。
夫に相談。元々夫は生粋の猫人間。なので私に合わせてくれていたように思います。(詳細は#1の自己紹介を…(*´。•ω•)っ)

近所の大型ホームセンターにはペットショップが併設されており、以前から買い物帰りなどに展示されている犬や猫を見に行っていました。
チェーン展開している店舗なので、試しにペットショップのサイトの在籍猫一覧からラグドールを検索。
すると3件ヒット。全店舗内で3匹のラグドールが在籍していました。

運命の出会い

3匹のラグドールの中で1匹の男の子の誕生日が6/29となっていました。
そう、夫と同じ誕生日だったんです。
これには夫婦でびっくり。
お顔は凛としていて可愛い中にも意思を感じる瞳の持ち主でした。
急に運命を感じた夫は「この子に会いたい。この子が飼えないなら当分猫飼えなくてもいい」と言い出す始末。
チェーン展開しているショップ故、その時オハナが在籍していた店舗は隣県だったのです。
まず問い合わせだけでもしてみるか…ネット上ではまだ在籍表示だけど今日声が掛かっておうちが決まっているかもしれない…次の週末この店舗に行ってみようか…夫婦で(主に夫が)ぐるぐる考えを巡らせました。
翌日からは1日1回はショップのサイトを見て「あの子まだ在籍してるよ!」とチェックする日々😓

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↑夫に一目惚れされたオハナ。この写真がサイトに載っていました





次の休みに隣県の店舗に行ってみようかという雰囲気になっていました。
そして忘れもしない2019年11月4日
日用品を買いに行ったホームセンター内のペットショップになんとオハナがいたのです。
「あの子が移動して来てるよ!」

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店員さんに声を掛けるとケージから出してきて抱っこさせてくれました。
夫は「どうする?本当に飼う?」と私に聞いてきていたけれど
本心はもう決まっていたと思います。一度決めたら超頑固な人なので(笑)

夢にまで見た希望の猫との対面に喜びながらも私は一つ気になっていることがありました。


命の重さってなんだろう

オハナはペットショップのサイトで見た時とは価格が違っていました。
そう、値下がりしていたんです。
この時オハナは生後4ヶ月ほど。しかしラグドールは大型種なので、他猫種の子猫たちと比べるとすでに大きく見えました。
今まで通りすがりになんとなくショーケージ越しにみてきた沢山の犬猫たちにも
当然生体価格がつけられていたでしょう。
そして今まさに自分が我が家に迎えようとしている猫にも「命の値段」がある。
そして成長するに従って値段・商品価値が下がるという事実。

    命に値段がつくということ。命の価値・重さってなんだろう。

店員さんと話を進めている間もずっとモヤモヤと頭の片隅にこの思いがありました。オハナを我が家へ迎えることは大賛成なのですが、一度芽生えたこの疑問に私は自問自答していました。
店員さんが離席した時、夫に「値段、安くなっているね」と話してみました。夫も気付いていました。何とも言えない表情をしていました。
普通大抵の買い物は値下がりしていたら嬉しいものですよね。
でも命の値段が下がっていることに何ひとつ喜べませんでした。
複雑な心境が渦巻く中、ひとつ確かなこと。
それは「この子を絶対幸せにするぞ」という強い気持ちも芽生えた日でした。

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「保護猫」という存在を知る


オハナのお迎えの手続きで夫が色々な書類に記入している間、担当してくれた店員さんと話をしました。
最初はラグドールの特徴やショップにいた頃のオハナの性格やどんな子だったか、という話から店員さん自身の猫歴の話題になり…(笑)
店員さんは保護猫を数匹飼っていました。そして自身やご家族が保護した猫の里親さん探しをしたりしている、とのことでした。

私「店員さんご自身はショップから猫を迎えたことはないんですか?」

店「そうなんですよ。いつも家に犬や猫がいる生活を送ってきましたが、保護したり、知りあいが飼えなくなった子を引き取ったり…そういうご縁の子ばっかりでした。こんなこと言うのはペットショップの店員失格かもしれませんけど」

そう言って少しバツが悪そうに微笑まれました。

私は堪らず「同じ命ですから、ペットショップ出身とか野良猫出身に違いはないですよ。個人で保護したり本当にすごいことだと思います。私はラグドールという猫種に興味があったのでショップを選びました。」と妙に熱くなって返してしまいました。(;・∀・)

今でこそ自分も保護活動する側になったから分かるけれど
保護猫の家猫修行は大変です。
なのでそれをサラッと言えてしまうところが素敵だな、と思ったのと同時に一個人で野良猫を保護して、飼い猫になるまで人慣れさせることも出来るんだ!と目からウロコ状態でした。

店員さんは「最近は保護猫を迎える方法や手段が沢山あるので自分に合ったものを探せますよ」とも教えてくれました。

今でもホームセンターに買い物に行くとペットショップへ立ち寄って
この店員さんとオハナの話やお互いが保護している猫の話で盛り上がってしまいます😊

当時ぼんやりとした保護猫のイメージしかなかった私に
保護猫とは何なのか、第一歩を教えてくれたのはペットショップの店員さんでした。
これもオハナが繋いでくれたご縁なのかもしれません🍀
ではまた次回♪

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