見出し画像

美しいプリン

プリンのような柔軟性は、鋼の甲冑よりも今最も欲しいものだ。

7月の誕生日プレゼントの希望もまだ伝えていなかったが、そのような事はあまり重要ではない、と言ったら笑われたり、悲しまれたり、揶揄されたりするかもしれない。

私はお金では買えないものを日々彼から貰っているのだ。その事がどれ程価値のあるものか?かけがえのない、と言う言葉はこのような場面で使うべきなのだ!


1人では知れなかったこと

気の合う仲では知れなかったこと

彼とは喧嘩になる事が多い

その理由は簡単だ。それぞれ自分の感じた事に正直であるから、異世界同士のズレによって生じる意見の異なりは頻発している。

視点のズレを修正する事は難題である。

それでも尚、一緒にいようとするには理由が欲しいと思うのが周囲の意見だ。

しかし、これを考えたところで意味は無い事も知っている。


たまたま。偶然の出来事。

たまたま、何となく一緒にずっと居るんだろうと思ったのだ。


彼の傍に居ると、深い学びが得られる事は確かだ。永遠のテーマである人間関係の悩み。それをする為に生まれてきたと言っても過言ではない。命をお互いに掛け合わせながら、生死を渡り歩いていく。同棲生活ひとつを取っても、奥深い気づきを得られる。


言葉ひとつ、食べ物ひとつ、時間ひとつ、お金ひとつ、私はどれも乱雑に扱ってきた事が見えてくる。


真に強い人を知っている。柔軟性に長け、決して流される事のない芯のある人物。


これから起こる事を乗り越える術を知っている人だ。


彼はプリンが好きだ。彼も私と同じくこの柔軟性を欲しているところだから、無意識にプリンを食すのだろうか。いずれそれは手に入る。欲すれば手に入る。


一緒にプリンを食べながら、結婚もいいだろう、なんて話をしてみたい。


そして私は結婚をどう捉えるのか?

彼は結婚について何を思うのか?

それに興味があるからだ。

また面倒な事を言って彼を疲れさせないよう、気をつけねば。しかし好奇心は恐ろしく、また新しい波で呑み込んでくるのだ!

その為に体力を付けねば!

🚴三 🚴三



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?