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先生

いい師に会えた。
と同時に、私の理想の恋人像その一は
「尊敬できるいい師匠」
なのだという事がわかった。

私の精神はまだ幼い。
勉学に励まなくては。
勉学の一つに、経験がある。

私が誇りをもって取り組んできたものと言えるものは
さほどないことに気づく。

言ってみれば、飾り物の精神で生きてきた。
本当の意味で傷つくことをしてきただろうか?

傷を負うまでとは言いすぎたかもしれないが、
それだけ自身を外へと出して、知らない世界に飛び込ませてきたかと言えば
それほどでもないことに気づいた。

元カレはこのことを私に伝えたかったのだろうし、
私の先生だったのだ。

根無 花


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