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人間が創った色で溢れる街〜タイ・チェンライ〜

この地球は、様々な色で溢れている。時には自然が創り出した色であったり、時には人の手によって作られたモノだったり。どんなに沢山の色を見ても、ひとつとして同じ色は存在しない。もしかしたら旅は、自分が知らなかった色を追加する行動なのかもしれない。

自然が創り出した色が好きだ。場所によっては、季節や時間で色が変わる。この瞬間しか見ることができない色、出会いも一期一会なのである。

人工物はどうだろうか。人間が作ったアート、これも私は大好きだ。カラフルな雑貨は思わず買ってしまいそうになるし、建物はつい写真を撮ってしまう。

人の手が加わると、偶然の色ではない分、残念に思う人もいるかもしれない。見る人の感性にも大きく左右される。もちろん私も場所によっては全く反応しない。

いくつか人が作り出した色で素敵だと思った所がある。そのひとつはタイのチェンライで見つけた。

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タイ北部にある小さな街、チェンライ。

チェンマイからバスで3時間半。チェンマイより人が少なく、のんびり過ごせる所だ。街はこじんまりしているが、品がある。意外と雑貨の質が良かったり、乗り物が綺麗だったり。(あくまでタイ比です。)

ここにはカラフルなお寺がいっぱいある。このお寺たちこそ、大人気観光スポットだ。

代表的なのはワット・ロンクン。別名ホワイトテンプルと呼ばれている。

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次にワット・ロンスアテン。別名はブルーテンプル。

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そう、チェンライの観光地は色で溢れているのだ。

この2つの寺、実はどちらも正式なお寺ではない。いわゆるアートである。

そしてまだ未完成。ホワイトテンプルなんて、完成は2070年みたいだ。実際、新しい建物を人々が作っていたり、ペンキを塗っていたりしていた。完成していなくても、先に公開してしまう。それも日本では考えられなくて面白い。

また、一見神聖な場所なのに、いざ中まで入ってみるのと、おどろおどろしい世界観が表現されている。細部まで作り込まれた建物は、人工物に懐疑的な人でも、思わず唸ってしまう。

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お寺ではないので、お坊さんはいない。それでも大人気の観光スポットになっているし、現地のタイ人は普通にお祈りに来る。

昔の風習や宗教の一部をアレンジして、自分達の中に取り込んじゃう。こういう考え大好きだ。

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チェンライは、白と青以外に、黒と緑がある。ひとつは、バーン・ダムという黒で統一された博物館。もうひとつは、ワット・プラ・ケオというエメラルド仏像。(これだけ本物のお寺)

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この街では人々が創り上げた色が沢山ある。お気に入りの色が見つかるはずだ。私も素敵な色と世界観を、自分のパレットに刻み込んだ。

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