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相談をされる・する時に心がけたいこと

人の相談に乗るのは難しい。お互いに的外れな反応や意見を言って、「全然わかってくれない」となることが多いから。

単に私が相談に乗るのが下手なのかも。だからお手本になる人を見つけて参考にしている。

ひとり(一組?)は、朝日新聞の特集「悩みのるつぼ」の回答者たち。読者からの人生相談には美輪明宏さん、上野千鶴子さん、姜尚中さん、清田隆之さんなどが答える。

回答者たちは、文字にしていない相談者の心情も理解した上で、あえて厳しい発言もする。そして最終的には相談者を応援したり、励ましたりするから素敵だ。

いち読者の私が「こうすればいいやん」と思ったことも、回答者たちは書いている。色んな読者の目線から意見を述べられるのがすごい。相談に乗るってこういうことだな、と思った。自分だけ、相談者だけの目線では偏りが出てしまう。

もうひとりのお手本は、私の旦那さん。

私が悩んでいると、「アドバイスがほしいの?それとも、ただ聞いて共感したらいいの?」と聞いてくれる。

こちらも話がしやすくなるし、相手も的はずれな意見や反応をしなくて済むと思う。彼は「悩みのるつぼ」の回答者のように、的確で寄り添った意見をくれる。

相手の気持ちに寄り添うのは、「辛いね」「えらいね」と表面的なことを言うのではない。相手と同じ目線で物事を見ることなんだろうな。

この人たちを見て私が心がけているのは、相談する側になった時は、前置きをするようになった。聞く側が困らないように、「アドバイスちょうだい」や「聞くだけでいい」と予め伝える。

相談を受ける側になった時は、旦那さんのマネをする。聞いてほしいだけなのか、一緒に解決策を考えるのかを相手に聞く。こうすれば、お互い「この人、全然わかってくれない」が減りそうだ。

とはいえ結局、相談する側の心はある程度決まっているのだから、受ける側は正しいアドバイスより背中を押す程度に留めるのがいいのだろう。

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