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チンチンは、アフリカでは〇〇だった

Forkloramaフォークロラマ』のフェスティバルへ行って来た。カナダのウィニペグで毎年8月、2週間開催される。世界最大かつ、最も長く続いている多文化フェスティバル。めっちゃ楽しかった!


Forkloramaとは?

『Forklorama』は、約40カ国の伝統的なダンスや食が楽しめるフェスティバル。1970年から開催されている。日本も参加しているけれど、私はまだ行ったことない。このフェスでは約40分のショーを見ながら、その国のご飯を楽しむ。お土産コーナーもある。

チケット(約1,000円)は毎回購入しないといけない。私は今回ブラジルとアフリカを体験したため、2回購入。

パンデミックで2年ほどフェスは休止していたけど、再開後は休止前に比べると14%も来場者数がアップしたんだとか。2022年は約16万人が来場したとのこと。

ブラジルのショー

ショーの会場は色んなところにある。ブラジルのショーは、ピアノの発表会が行われるような大きめの会場だから期待して行ったのだけど、音楽やホストの声が割れて音響が悪かった。

あとステージが狭かったため、ダンサーたちが踊りにくそうだった。ステージがもっと広かったら、カポエイラやサンバのような激しいダンスに迫力が出た気がする。もったいない。

ブラジルのご飯は、焼き鳥みたいなのとバターライスだった(チケットとは別料金)。鶏肉が柔らかくて美味しい。

ブラジルのショーが早く終わったため、友人たちと相談してアフリカも観に行くことにした。

マップ一覧でショー案内が分かるのが便利

アフリカのショー

アフリカのショーは、学校の体育館で開催。

ダンサー、司会者、お客さんに一体感があった。司会のおばちゃんがノリノリで、オーディエンスを楽しませるのが上手。

音楽は体が勝手にリズムを刻みだす。ナイジェリア、ガーナの子供たちが踊るのは可愛くて微笑ましかった。アフリカの人たちは髪型、服装がかっこいい。

ナマハゲみたいなお面を被ったダンサーは怖かったけど、見入ってしまった。民族舞踊で、厄払い的な意味があるのかな。

音楽はやっぱり人を楽しくさせるエネルギーがある。その国の文化や歴史を知らなくても、同じリズムを刻めばみんな笑顔になる。それぞれの国が悲しい歴史を持っているけど、こうしてひとつの場所で色んな国籍の人たちが集まって、楽しい時間を共有できるのは素敵だな。

チンチン話

私はお腹がいっぱいだったため、アフリカの会場では何も食べなかった。でもメニューに「CHIN CHIN」というものがある。私はこの単語を聞いた時、クレヨンしんちゃんのゾウさんを思い出した。日本語が分かる友達もこの単語に笑っていた。

ショーのあと、お土産コーナーで素敵なノートを見つけた。ノートの中にはナイジェリアの文化、歴史、食、言葉などのトリビアが書かれている。

また「CHIN CHIN」を見つけた。陽気なおばちゃんが接客をしてくれたから、これってどんな食べ物なのか聞いた。そしたら、おばちゃんが2人くらい集まってきて「チンチン」を連呼しながら、説明してくれたんだけど、私は笑いを堪えきれなくなる。

「私は日本人なんだけど、日本語で『チンチン』はペニスのことだよ」と小声で教えたら、おばちゃんたちは手を叩いて爆笑していた。その人たちは他のおばちゃんにも教えて、みんなで笑った。こういう時、国籍の垣根を越えるんだなって思った。垣根を超えるのが下ネタってのもおもしろい。

おばちゃんたちと打ち解けて、ノートも購入した。いろんな国の言葉や文化を知るのは楽しいな。アフリカのおばちゃんたちは、大阪のおばちゃんに似てる。陽気さと親しみが滲み出て、懐かしさを覚えて話しやすかった。

アフリカの言葉

あ。CHIN CHINがどんな食べ物か忘れてしまった。

ショーを観て思ったこと

『Forklorama』はショーと食を楽しむだけでなく、遠い国の人たちも自分たちと関係がある、身近だと実感できる。もっといろんな人に友好的になろう。もっといろんな文化に敬意を払おう。もっとお互いの国を知り合っていこうと思った。

ここがこうだといいな

この多文化フェスティバルは今後も続けてほしいし、他のショーも観てみたいと思った。だから『Forklorama』がもっとこうなればいいのになと思うところ。

  • 飲み物やご飯代もチケット込みにされたらいいな(チケ代があがってもいいから)

  • ダンスの歴史や衣装の説明があったらいいな(パンフで)

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