辛くても、『バッタモン家族』エッセイが書けるのは…
私がバッタモン家族のエッセイを書けるのは、旦那さんの協力があるおかげです。
『バッタモン家族』は、思い出してしんどい出来事に向き合っていかなければなりません。でも過去の辛い思い出も、脳の中でキレイな引き出しに整理してあげたい。泣きながら、もがきながら、苦しみながら、エッセイを書くこともあります。書くとスッキリするし、浄化していっているので、セラピーにはなってますね。
旦那さんは、挿絵と文の編集を担当。私の気持ちを詳しく、細かく書き出してくれます。そして、当時を思い出してまた泣きます(体中の水分を出す勢いで、泣くこともある)。
そんな私を見て、旦那さんはハグをしてくれます。小さな子供をあやすみたいに。
「大丈夫。もうバッタモン家族みたいなことは起きへんよ。安心していいよ。辛かったな、よく頑張った!」
そう言ってくれることで、過去に起きたことは「もう過去のこと」と認識。エッセイを1話書くごとに本当の意味で、前に進めている気がします。
エッセイ26話目を書いていますが、私1人ではすでに音を上げていたと思います。彼との共同作品、『バッタモン家族』を最後まで書きたいと思います。これから、もっと辛い内容が出てくるので、心して取り掛かるつもりです。
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