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人の心に響く作品って何だろう。

私が読む、聞く、観るものの中で共通している「好きな部分」は、作り手の情熱が伝わるもの。

旦那さんと音楽の話をしていて、そう思った。私は80年代の洋楽が好き。

スティービー・ワンダー、ワム!やエルトン・ジョンをよく聴く。彼らは歌うことを楽しんでるように思うから、聴いているこちらも楽しくなってくる。純粋に音楽を通して人と繋がりたい、そんな感じがする。

最近の音楽はMVや音源が凝っていてカッコイイと思う。でも歌詞にはあまり惹かれない。旦那さんの持論はこうだった。

「最近目にする映画や音楽、本とか漫画なんかもそうやけど、なんか核心の部分に力がないというか。全体的に、「自己表現」であるはずのものが「自己主張」で終わってるねん。仮にも芸術とか呼ばれるものは、”外から中に探しに行く”ものじゃない、”中から外に溢れる”ものに形を与えてこそのものやし、だからこそ人の心に響くんやろう。」

儲けは大事やから、売れるトピックから考えることもある。時代の流れに沿って変えていく作品もある。でも長く愛されて残っていくものは、作る側の情熱や言葉で表現できないものが作品に込められているものなのかもしれない。

そういう作品に触れると、私も情熱を持って文章を書きたくなる。後世に残るかは知らないけど、今の自分が楽しんで書くことは何より大事。


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