世界のすごいCMは、短い言葉でインパクト大

Cannes Lions International Festival of Creativityというイベントへ行き、受賞した素敵な広告を見た。日本含めいろんな国の広告が流れてきて、ミニ映画をいくつも見た感じだった。

このイベントは毎年フランスのカンヌで開かれて、広告業界最大の式典となっている。広告のクリエイターたちが集まって、素晴らしい作品を選ぶ。広告の新しいアイデアや面白いキャンペーンが評価され、最新の業界トレンドもわかる。

私の心に残った広告

Masterpiece名作

会社：コカ・コーラ

美術館の有名絵画たちが飛び出し、動き出し、コーラを投げ合う。とても迫力満点でおもしろかった。

A TRAIN OF MEMORIES父と娘の風景

会社：相鉄

オダギリジョーと山崎天（櫻坂46）が親子共演。子供の成長と父娘の変化が微笑ましかったり、ちょっぴり切なかったり。最初と最後のセリフが、親子で入れ替わっているのもいいな。

THE GREATEST

会社：Apple

すごい！「Disability」という言葉が無くなるかもしれない。Appleと人の可能性は無限大だと思った。

RELAX,IT'S IPHONE−Action Mode

会社：Apple

子供を持つ親なら、この動画のお母さんの気持ちが痛いほどわかるかも。子供の勇姿をしっかり撮るために、このiPhoneが欲しくなりそう。

THE COST OF BEAUTY

会社：Dove

摂食障害のセンシティブな内容を含みます。この広告によると「SNSは、5人に3人の子供のメンタルヘルスに害を与えている」らしい。

SHE

会社：J&B

ある日突然、メイクに興味を持ち始めたおじいちゃん。その目的は…？どんどんメイクが上手くなっていくのがすごかった。言葉ではなく、行動で寄り添うのが素敵な広告。

RELAX,IT'S IPHONE- R.I.P.LEON

会社：Apple

笑った。でもAppleが伝えたい機能の良さがハッキリとわかる。

ANYTHING FOR THE TASTE味のためなら何でも

会社：KFC

実際にあったお話を基に作られた広告。とある人物に変装して無料でフライドチキンを食べる男性。でも最後は本物が現れて…？

Shout

会社：MOVISTER

短編映画を観ている気分だった。ひとりのボクサーの物語。チャンピオンになってみんなから称賛を浴びるが、あるスキャンダルで彼は追い込まれていき…。

Don’t wait for luck to happen自ら行動して、幸運を掴みに行け

会社：DUTCH STATE LOTTERY

「宝くじが当たった」とお父さんに告げる息子。お父さんを旅行に連れて行ってあげて、親子で楽しい時間を過ごす。この広告の内容も良かったのだけど、メッセージにグッと来た。

「Don’t wait for luck to happen（幸運を待たないで）」は、自ら行動して、幸運を掴みに行けという風に捉えた。

#Periodsomniaピリオドソムニア

会社：BODYFORM

生理のリアルがわかる。Periodsomniaは、Period（生理）とSomnia（静かに眠る）をかけ合わせる。生理の時はお腹がしんどくて、痛くて、気分もだるいし、寝てる間に血が漏れたらどうしようと不安になって眠りが浅くなる。そんな女性たちの様子を、サーモグラフィーを使って見る。

女性はこの映像に深く共感するだろうし、男性は「こんな風になるのか」と少し理解できるかも。このナプキンを使えば、熟睡できるよというメッセージがわかりやすかった。

THE LAST PHOTE最後の写真

会社：ITVX CALM

「自殺する人は、いつもそういう風に見えるわけじゃない」というメッセージと、笑顔で楽しそうな人たちを見て胸が苦しくなる。

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改めて広告ってすごい。短い限られた時間で一言メッセージを伝えて、人の心にインパクトを残す。言葉が分からない人でも伝わるのがすごい。私も自分の文章をもっと短くし、言いたいことを凝縮しようと思った。