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アメノミナカヌシ様に出逢う

Viki(ヴィッキー)ちゃんは旅するウサギのぬいぐるみです。
スウェーデンから、人の手から人の手へと渡り
遥々海を越え、この日本にやって参りました。

ヴィッキーちゃんを私が受け継いだ時
ヴィッキーちゃんは『私を旅へ連れてって!』
そう英語とスウェーデン語で書いたプレートと
旅の記録を綴る日記を首にぶら下げてました。

ヴィッキーちゃんの出身地は
Värmdöという日本ではあまり名前を聞いたことのない小さな街で
その小さな街から、ある子供がぬいぐるみに夢を託して
旅をさせたのです。

日記を開いてみると
まだ文字を習ったばかりのあどけない子供の字で
ヴィッキーちゃんがどこへ旅をしたのかが綴ってありました。

●Mora(ムーラ)
●Falum(ファルーン)
●Norge Hafjell(ノルウェー・Hafjell)…

そしてイギリスのブライトン、ハリフォードへと…
ヴィッキーちゃんは子供の『夢』を紡いで
ぬいぐるみながらも意思を持ち
『世界をみたい!』『体験したい!』と
チャレンジを続けてる、すごいぬいぐるみです。


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そんなぬいぐるみを手にした価値が自分にはあったのかな?
発達障害を持つ自分…
自信喪失しちゃうくらい私は自分が嫌いでした。
40代後半になりながらも
家もなく
お金もなく
(大抵は)仕事がない…

友達もいないし
スキルも特技もない。

私の良いところってなんだろうなぁ?
強いて言えば、失敗談がいっぱいあるので
人の苦しみに対しては敏感で、人間の持ち合わせる弱さ
苦しみ、悲しみ、を分かち合う包容力は
あるんじゃないかな?
でも、これじゃ〜食べていけないんだけど…
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ヴィッキーちゃんが私のもとにやってきたしばらくの間
私の生活は安定せず、不安定で
短期のお仕事を複数抱えながら
なんとか食いつなんでいた。

生活に追われて、イライラして、絶望してた。
余裕がなくなりつつある日
あまりにも疲れていて、脳内が崩壊しそうだったので
ヴィッキーちゃんを連れて、千葉へ瞑想へ行った。

せっかく千葉を訪れたのだから
ちょっと千葉を散策しよう!
なんとなく軽い気持ちで、千葉の街を散策していたら
千葉神社に辿り着いた。

そうだ!神社があるからお参りしよう。
そして、ヴィッキーちゃんの写真を撮って、スウェーデンに送ろう!

その数週間後に、携帯がなる。
ティーントンタラ、ティーントン
『派遣会社の○○です。あなたにご紹介したい仕事があります。』

この時はまだ、アメノミナカヌシ様から不思議なパワーを頂き
不思議な旅を不思議なぬいぐるみと一緒に
自分ができるとは思ってもいなかった。










日記を開いてみたら