手はおじさーん♪
「トントントントンひげじいさん」の曲、どう終わるか覚えていますか?手遊び歌の定番なので、子育て中の方は即答でしょうか。
グーの形にした手をトントンしたり、顔にピタッとくっつけていろんな人物に変身したりしながら、両手を頭上へ。
最後は「キラッキラッキラッキラッ 手はおひざ~♪」と、頭上からひらひらと手を舞い降ろし、お行儀よくお膝の上に着地させます。
一方、2歳の息子。
手をトントンさせて楽しそうに歌っているのですが、彼の唄う歌詞が、どうも怪しい。よーくよく聞いてみると、
「キラッキラッキラッキラッ 手はおじさ~ん♪」
になっているではありませんか。
え?なになに?
そのかわいい、ぷにぷにしたお手て、おじさんなの?
うふふ、もう一回言ってごらん?
ほら、かわいいから、もう一回歌って~
という調子でからかっていたら、ぷっくりと拗ねてしまいました。
反省。
で、でもね!息子よ!
君の気持ちはよーくわかる!
先ほどからその手は「ひげじいさん(♂)」に始まり、「こぶじいさん(♂)」、そして「てんぐさん(たぶん♂)」、続いて「メガネさん(男女不明だけど流れ的には♂?)」と、かなりの確率で高齢の男性に変身しているわけですから。
その手を「おじさん」だと解釈するのは、むしろ自然な流れなのではないかと、母は思うのです。
それにしても、この「手はおじさん」というフレーズ。慣用句の1つに紛れていそうな趣があります。
膝が笑う。尻が青い。
肩で風を着る。手はおじさん。
女になる。役者が揃う。
子はかすがい。手はおじさん。
・・・うむ。ちょっとムリがあるか。
じゃあせめて、可愛い息子のために「手はおじさん」にピッタリ合うような、オリジナルの振り付けでも考えてあげよう!
頭上に高く挙げた両手を、キラキラと煌びやかに舞い降ろし、「おじさん」を象徴するパーツを目指して着地・・・
・・・させるのは、やめておこう。
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