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時には夫の話をしようか。

いつも子供の話やジャズの話ばかりなので、時には夫の話をしようかな。彼もたまにnoteを覗いているようで、いつ自分のことを書かれるのか・・・と、ドキドキしているはず。

油断大敵だぞ。

書いちゃうぞ。

見た目は、ジブリ。

ジブリ映画に登場する少年~青年を、全員足して2で割ったら、きっと夫になるんじゃないかな。(狸と豚は入れないでね)

真面目そう、優しそうと、よく周囲からは言われます。そんな見た目なのに、腹の奥に怖さを隠し持っているところが、彼の魅力です。

あれは、結婚式場を探していた時の話。

私は仕事か何かで忙しくて、式場探しにぜんぜん身が入っておらず、彼に任せっぱなしでした。さすがにヤバいと思って、気持ちを入れ替えたその日、「次に適当な態度だったらどうしようかと思っていたけど・・・」と笑顔で言われて、ヒヤリとしたものです。

どうしようと思っていたのでしょうか。

今さら聞けない。

ジブリ青年ですから、声を荒げたり、腕をまくって真向から闘うようなタイプではありません。だからといって、負ける気もない様子。嫌な相手に対しては、「これをしたら一番相手がイヤがるだろうな」という言葉や手法を、隠し持っているとか、いないとか。


お買い物が好き。

先日、息子が夫のメガネで遊んでいたときの話。

「メガネ壊すなよー。ダディは、メガネと靴はすーぐ買っちゃうぞ」と夫が言ったところ、口達者な娘にこんなツッコミを入れられていました。

「あと、シャツとカバンと、ピンバッチも、すぐ買っちゃうよね」。

そうです、夫はお買い物が大好き。

最近は特に、彼の中で何かが解禁されたようで、AmazonやAmazon以外のお店から、どしどしとステキな荷物が家に届きます。

荷物が届くと、なぜかコソコソと部屋に持っていくのですが・・・。次の日には、「これどう?」と見せてくれる。どうせ見せるのに、なぜ一度隠すのでしょうか。そんな恥じらいと自慢の狭間で、夫は日々、ショッピングを楽しんでいます。

ちなみに、私は彼の買い物には口出ししません。見せてもらったものがステキだったら「いいね!」と言うだけ。そして、私の買い物に対しても「いいね!」と言ってくれるのが、彼の魅力です。

例えば、子供を本屋に連れていくと、本なのかおもちゃなのか、わかりにくいアイテムを買ってしまったりするけれど。「本はいくつあってもいいよね!」と言ってくれる。

キッズにねだられて、何でもないときにおもちゃを買っちゃったときも、「お!これいいじゃん」なんて言って、一緒に遊んだりする。そんな調子なので、稼いでない身としては、毎日過ごしやすかったりするのです。

過ごしやすいのも結構だけど、家計は大丈夫なのでしょうか。

大丈夫じゃないかも。

実は私たち夫婦は、すでに「お金の管理に難あり」のレッテルを貼られています。あれは、マンション購入に向けてファイナンシャル・アドバイザーに家計簿をチェックしてもらったときの話。

「お客様・・・。ご夫婦で、年間、膨大な金額の使途不明金がありますよ・・・」と、呆れられました。


イマジネーション・イリュージョン。

あれは、お友達ファミリーとペッティング・ズー(触れる動物園)に行ったときの話。

ニワトリ小屋を覗いたら、ニワトリが一羽もいなくて、羽がたくさん散乱しているだけでした。

お友達のお父さんは、子供たちにこう言いました。

「あらー、ニワトリさんいないね。お散歩に行ってるのかな?」

ステキです。

優しいです。

一方、夫は子供たちに、こう言いました。

「あらー、オオカミが来ちゃったのかな?」

・・・え?!

ニワトリさん、食べられちゃったってこと?!

夢はないけど、イマジネーションは豊かです。

そんな夫と遊ぶ「プリンセスごっこ」が、娘は大好き!(夫は別に好きじゃないようですが)。娘にとっては、夫が創り出すイマジナリーな世界があまりに楽しいようで、「マミーとはやりたくない」と言って、私は部屋にすら入れてもらえません。

たまに「プリンセスごっこ」中の部屋から、ドラゴンの鳴き声が聞こえてきたり、ダイナソーの走る音が聞こえてきたりします。

プリンセスの身に、いったい何が・・・。


我が夫婦、私がだいぶ適当な「じゃ、まいっか」人なので、私のほうが「ボケ役」だと思われています。それも間違いではないのですが、夫は数年に1度、とんでもない「大ボケ」を披露してくれて、ぶったまげワールドへと私を突き飛ばしてくれるのです。

その話は、また、いつの日か。

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