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実録✈2021年春の一時帰国③ [LA到着&その後]

2021年4月上旬、娘(4歳)を連れて日本に一時帰国しました。

今回の記事では、コロナ禍の国際線でアメリカ(LA空港)に入国したときの様子をご紹介します。また、日本の厚生労働省が義務付けている「14日間の自主隔離」と、メールやアプリによるフォローアップの実状についても、簡単にまとめてみました。


↓ これまでのテンヤワンヤは、こちらから。


1)アメリカ入国は、意外とスムーズ?!

日本入国がメチャクソめんどくs・・・っと、失礼。
求める書類の数や細かなルールがたくさんあったので、アメリカ入国は楽ちんホイホイに感じました。

アメリカ入国に必要なものは、4つ。

◆ パスポート & VISA
→ 持ってる。VISAも有効で、すでにアメリカに住んでいるので、入国審査(イミグレーション)でひっかかるポイントは特にないはず。

◆ コロナの陰性証明書
→ アメリカ行きの飛行機に乗る3日以内にPCR検査を受け、その陰性証明書が必要です。
娘と私の分、合計7万円以上かけて証明書を手にいれたのですが・・・。搭乗するときにチロッと確認された程度で、終了~。

入国審査では、「見せろ」とも何とも言われなかったです。検査費用が高かったので、「コングラッチュレーション」とまではいかなくても、「OK」や「Good」の一言くらい欲しかったなあ。

◆ アメリカ版の誓約書
→ こちらは、日本の誓約書と比べるとシンプルで、「コロナ陰性だよ/コロナから回復して3ヶ月経ったよ」という証明書にサインするだけ。

◆ Traveler Formのウェブ入力
→ LAから入国する人は、LA郡が義務付けている「トラベラー・フォーム」なるものに、ウェブ入力しなければいけません。

海外から入国した人の隔離期間(通常10日、入国後3~5日に検査を受けて陰性の場合は7日間)について同意し、メールアドレスを入力する。たったのそれだけ!でも入力しないと、罰金500ドルです。


2)まさか?!出国前におやすみなさい。

コロナ禍の搭乗手続きは、通常時と比べて時間がかかります

担当してくれた方が新人風だったことも相まって、必要書類のチェックや、アップグレードの対応(質問しただけでアップグレードしなかったけど)で、2~30分かかってしまいました。

娘はお疲れモードだったので、ベビーカーに座らせておいたのですが。やっとこさ搭乗手続きを終え、ふと娘を見ると・・・

寝ておる。

完全なる爆睡モード。

セキュリティチェックでは、赤ちゃんのようにベビーカーごと通過させていただき、サワサワと身体を触られている間も・・・寝ておる。

出国ロビーでは本屋さんが営業中なので、ガチャガチャ以外のお土産でも買ってあげようと思っていたのに・・・寝ておる。

いざ本屋に行ってみると、本棚はスカスカで、入荷は少ないのかな?という印象。本屋さんには小さなお土産コーナーが併設されていたので、そこでだるま型のバスボール(またかよ)を見つけて、追加で購入♪

生ラーメン・しょうゆ味とか。日本のクラフトビールとか。日持ちする饅頭とか。気の利いた味噌汁セットとか。日本からのお土産として日本人に喜ばれそうな物品は、一切売っていません。残念!

そうこうしていると、ベビーカーを機内預け用にCAさんに渡さないといけない時間がやってきたのですが・・・娘はまだ寝ておる。

見かねたCAさんが、車いすを持ってきてくれて、娘をそちらに移し替えてみると・・・すやすや寝ておる。すごい寝るな、本当に。

飛行機の直前まで車椅子で寝ている娘を押して歩き、その後は抱きかかえて座席へ。ドサッと娘を座らせると・・・一瞬目を開けたけど、そのまま入眠。とんでもない眠気だな、それ。

結局、10時間のフライトのうち、約8時間を眠り続けた娘。最後の2時間はドラえもんを爆笑しながら観て、オレンジジュースを飲んだり、パンを食べたりしながらご機嫌に過ごし、楽勝でLAに到着したのでした。

国際線の利用者が少ないからか、長蛇の列で知られるLAの入国審査(イミグレーション)は比較的空いていました。ベビーカーを押していたので、さらに列をスキップさせてもらって、ラッキー!

イミグレーションの職員からは、特に質問ナシ。正確には、私の入国審査中に職員の方宛に内線がかかってきたため、私は職員の方と言葉を交わすことなく、すべてジェスチャーで完了しました。(いいのか?!)


3)米入国後、最後のコロナ検査。

アメリカでは、海外から入国した人には10日間の自主隔離が義務付けられています。でも、入国後3~5日にコロナ検査を受けて陰性だったら、その隔離期間は7日まで縮めることが可能です。

私が住んでいるアーバイン市では、無料でドライブスルーのコロナテストを受けることができます。隔離期間を縮めるべく、娘と私の分のテストを事前に予約しておきました。

検査員の方に車の窓から手を突っ込んでもらって、喉の奥をチョンチョン。

翌日にメールで陰性の連絡をもらい、これにて「コロナ陰性スタンプラリー」の終了です。

1週間で3種類・4度のコロナ陰性が証明された私たち。
世界で一番コロナじゃない、という自負すら生まれてきます。


4)日本のフォローアップ、その実状は?!

日本入国の際に、いろいろインストールしたアプリたちは、その後どのように運用されたのか?!人によって違うかもしれませんが、私が実際に経験したことを簡単にまとめてみました。

 OELアプリ
→  「Overseas Entrants Locator」、略してOELと呼ばれているこのアプリ。簡単に言うと「今どこ?」と聞かれたら、すぐにボタンを押して「今ここ!」と、現在地を報告しなければなりません。

このアプリ、厚生労働省からメールをもらって、初めてログインできます。すぐに連絡が来ると思っていたのですが、ぜんぜん来ない。待ちわびた最初のメールは、日本に入国した翌日の夕方ごろに届きました。

以降は1日に1回、まちまちの時間に「今どこ?」と聞かれます。

14日間の隔離期間中にアメリカに帰る場合は、どうしたらいいのか。その答えはどこにも書いていません。なので、ここからは完全に私のアドリブになるのですが・・・。

アメリカに戻ってからは、滞在地をアメリカの家に訂正しました。それでも、1日に1回「今どこ?」と聞かれます。なので、「今ここ!」ボタンを押し続けています。

特に怒られていないので、これで合ってるの・・・かな?

◆ Skype
→ インストールしたけど、一回も連絡来ませんでした。同様に、携帯電話への連絡も、一度もありません。

◆ 接触確認アプリ
→ COCOAというヤツでしょうか。こちらもインストールしただけで、特に使用しませんでした。

◆ フォローアップメール
→ 厚生労働省から1日に1回、フォローアップのメールが届きます。メール内のリンクをクリックし、「熱ありません」「体調悪くありません」を選択し、送信をクリック。それだけです。

こちらも、アメリカに戻ってからも引き続き連絡があります。

メールが届いてから、日本時間の14時までに返信しなければならないのですが。時差があっても、アメリカ時間で問題なく対応できています。


5)終わりに・・・

娘を連れた、2泊4日の弾丸トラベル。

いやー・・・正直、疲れました!

身体的な疲れもそうですが、精神的にもなかなか厳しい。
コロナの検査で1回でも引っかかったらアウトですし。書類の不備があってもアウトですし。娘も私も、体調を崩したらアウト。

「ミスが許されない」感が、凄かったです。

VISAの関係で仕方なかったとはいえ、娘は可哀想だったなぁ。小さい身体で、一つ一つのプロセスを、本当によく頑張ったと思います。

本人に聞くと「梅干しおにぎりとチーズかま、おいしかった!ガチャガチャたくさんできて楽しかった!マミーとたくさんお風呂に入れて嬉しかった!」と言うのですが。

この健気さに、また泣けてくる・・・。

次回、日本に帰ったときは、たらふくお寿司を食べようね。

会いたい人、全員に会おう。

そして、バスボールを好きなだけ買おう!

(完)

※海外渡航の規制は、日々変化しています。この記事では私と娘の実体験を紹介していますが、「絶対にこうなる!」を約束するものではありません。最新の規制に関しては、ご自身でご確認いただきますようお願いします!

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