甘えん坊たち

昨日の午前中は幼稚園でのドラマの時間だった。

幼稚園は一昨年の夏から関わらせてもらっている。
一昨年の年少さんは今年年長さん。昨日の活動はその年長さんのクラスだった。

4月でまだ新しい学年が始まったばかり。どのクラスも、わあーとなっており、落ち着かない。

今回の活動内容は顔合わせのような感じで、
絵本を読んだり、そこから想像してみたり、ティッシュで遊んだり、という活動であった。

あるクラスで昨年から私に甘えてくる男の子が、絵本を読むときに私を見つけて、隣へひっついてきた。

それを見て、周りの子もひっついてくる。
年中さんのときは、自立していた子も、昨日は妙にひっついてきた。

きっと、まだ新しいクラスになったばかりで場に慣れていないから、不安なのだろう。

私自身も幼稚園、小学校のとき、
新しいクラスになるとすごく様子を見ていた記憶がある。

調子乗った男の子がふっとんで来たり、
いつどこから物が飛んでくるか分からなくて、恐怖・不安だったのだ。
(私は過敏っぽいところがあり、少しのことで驚く、恐がる特性があるのでなおさら。笑)

でも、私自身は

「一人でやりなさい」
「恐がるのはカッコ悪い」

と言われて育てられたので「甘えること」を"悪"だと考えがちであった。


しかし今は、幼稚園の仕事やドラマの活動を通して私がいることで安心感を持って活動ができるのであれば、
甘えることは"悪いことではない"と思っている。

自立することはもちろん必要だと思うが、
甘えられないと自立もできない。

子どもたちは十分な安心感を得られれば、甘えることはなくなり、自ら自立して、
楽しいことや面白いことに挑戦していくはずだからだ。

これから、
昨日は甘えん坊だった子どもたちが幼稚園で遊び、生きていく中で
安心できる居場所を感じ、未知のことにも挑戦していける手助けが少しでもできるように、

今年も楽しんで、自分にできることをしていこうと思う。

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