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ユニコーン企業とデカコーン企業、何が違う?

両者とも将来莫大な利益をもたらすスタートアップ企業のことを指します。

これらの用語は、UberやAirbnbなどのように、わずかな期間で驚異的な企業評価額を獲得した企業に使われています。

では、それらの違いはどこにあるのでしょうか?


ユニコーン企業とデカコーン企業の違いは「評価額」


ユニコーン企業は、企業評価額が10億ドル以上のスタートアップを指します。一方、デカコーン企業は、その評価額がユニコーン企業の10倍、つまり100億ドル以上のスタートアップを指します。

この評価額の違いにより、呼び名が異なるのです。

逆に両者に共通する条件は以下の通りです。

  • 設立から10年以内

  • 非上場企業

  • テクノロジー企業

これらの条件は、ユニコーン企業とデカコーン企業に共通して適用されます。


国内ユニコーン・デカコーン企業は、どんな会社?


2023年現在、有名な国内ユニコーン企業には、人工知能(AI)開発のPreferred Networks社、ニュースアプリ運営のスマートニュース社、クラウド人事労務ソフトのSmartHR社などがあります。

これら含めて、国内ユニコーン企業は約十数社存在しますが、デカコーン企業はまだ存在しません。また、米国や中国と比べると、国内のスタートアップ興隆は遅れを取っていると言われています。

なぜ、日本はユニコーン・デカコーン企業が少ないのでしょうか?

いくつかの要因が指摘されていますが、例えば、VCの投資額が少ないことや、起業家の数が比較的少ないことが主な原因とされています。また、日本の起業家は企業価値を高める前に早期に上場する傾向があることも、この現象に影響を与えています。

しかし、ユニコーン・デカコーン企業が少ないこと以上に、新しい産業や企業が生まれ、成長しないことの方が課題です。

日本の経済が持続的に成長するためには、既存の企業だけでなく、スタートアップ企業が育成され、成功することが重要です。政府の支援も期待したいところです。

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